
ANAの機内誌で、インドのルビーという文字を
見つけたので読んでみたら、20年前にインドの
ジャイプールで、町の宝石店で35,000円で買った
スタールビーが、日本に持ち帰って聞いたら、
値段がつかなかった… でも、それ以来、鉱物好き
になった…という話。
ちょっと残念な話だけど、よくあること。
人間とは、都合よく考えるもので、原産地に
近いと中間業者がいない分、安く買えると
思ってしまう…
宝石の定義は、美、希少、不変。
外国から来た知らない人に、数万円で売る
とは、考えにくい。
原産地で、価値のある宝石は、自分自身で
持っているか、現地の仲間で共同出資して持つか、
毎月、仕入に来るプロのバイヤーに売るか…
記事のように、もう二度と会わないかも知れない
観光客に価値の高いものは、売らない。
モリスは、18年前から原産地で会社をつくって
ルビーの仕事をして、つくづくそう思う。
私たちが、原産地からお店までを全て自分たち
でやるのは、その方法以外、普通の値段で、
希少価値の高いルビーを皆さまにお届けできない、
また、10年後に、あなたのルビー、価値が
無かった…と言われたくない。
アドバイス…
宝石、特にルビーの様な難しい宝石は、日本に
お店があって、10年後も、20年後も品質に
責任を持ってくれる宝石商に分けて貰うこと。
誰から買うか? がポイント。
宝石は、100年経っても古くならないから。