
以前に、モリスミャンマーのパートナー
イエット氏の87歳のお父さんにお話しを
聞くチャンスがありました。
(某テレビ局の取材で)
第二次世界大戦中にビルマに駐留した
日本軍の兵士を慕い、今でも「先生」
とおっしゃいます。
日本兵の皆さんは、「心」があった
といいます。
一緒に田んぼを耕してくれて、
一緒にお寺にお参りに行ってくれた
仲間だったそうです。
それが、戦争が終わり、連合国が
ビルマにやってきました。
敗戦した日本兵を攻撃するように…
と連合国軍からの指令があったそうですが、
「お腹が痛くなった…」と仮病を
使って、多くのビルマ兵は病院に
隠れてしまったそうです。
「同じ釜の飯を食った先生、仲間を攻撃
できるわけがない」
と国の方針に背けない立場ながら、
一生懸命に日本兵を守り続けてくれたのが
イエット氏のお父さんであり、たくさんの
ビルマ兵の皆さんでした。
「ビルマの竪琴」という映画がありますが、
あれも実話だったそうです。
「ミャンマーへ日本人が戻ってきてほしい…」
そう聞いて、嬉しく思いました。
昨年…お父さんが永眠されましたが、
最後まで立派な方でした。