地球の歴史は46億年…

「石と人間の歴史」
地の恵みと文化(中公新書)
蟹澤聰史著

に興味深い説がありました。

引用ここから>
地球のもつ46億年の歴史に比べれば
一人の人間の経験できる時間はほんの
一瞬にすぎない。地球の歴史を人間の
生活体験と比較する意味で、1年に
なぞらえてみよう。
元旦の午前零時に地球が誕生したと
した場合、最古の生命の誕生は3月28日
ごろである。生物が地球上に大量に生息
し始めたカンブリア紀のはじまりは、
11月末であり、ヒト属の出現する第四紀
が始まった260万年前は、大晦日の
午後7時過ぎに該当する。
人類の歴史時代は、除夜の鐘が鳴って
いる最中であり、20世紀などはカウント
ダウンも終わりかけている時分にあたる。
石の歴史は長い。対して私たち人間は
ほんの一瞬の時間しか経験できない。
地球の大先輩である石から、私たちは
まだまだたくさんのことを学べるだろう。
寡黙な石の言葉にじっと耳を傾けてみたい。
>引用ここまで

という文章に色々なことを感じます。

私たちが生きている地球環境は、私たち

が思っているよりも遥かに長い時間を

かけて作られてきたものであり、その恵み

の上に生きていることを忘れがちです。

地球上で人が生きた年数など、ほんの一瞬

であり、それも地球からの恵みで

成り立っているのに、環境破壊をはじめ

地球環境もすべて、偉そうに人間中心に

考えられている。

消費ばかりしないで、次の世代を考えて…

ルビーがメッセージを送ってくれている

ような…

耳を傾けてみたいと思います。