これは、2011年にモリスがミャンマー北部の
Nam-Ya鉱山で9か月間、イエッチョー、ミヨテが
ルビーの原石を採掘した結果をクオリティスケール
の上に並べたもの。
青い枠が、ジェムクオリティで紛れもないお宝の
レベル、続いて灰色の枠、ジュエリークオリティ。
黄色い枠もアクセサリーとして十分に楽しめる
無処理で美しいものです。
クオリティごとの出現率を調べたわけですが、
宝石の定義 美しい、希少で、変わらない と
いう視点で見たら、どれが価値の高い宝石か
一目瞭然です。
鉱区まで、行って初めて感じたことは、一個人の
宝物だけではなく、私たち人間は地球から色々
と贈り物を頂いて成り立っているということ。
商売になるからと、人為的に人の手でその数を
増やしたりすると、それを持つ人の大切な感覚が
麻痺してしまうかも知れません。
その証拠に、人が処理をしたり、合成をしたり、
数を増やし続けたルビーは、目の前に
「RUBY」(天然無処理で美しいGEM)が置いて
いても、(人に例えるなら…SMAPのキムタク
みたいな希少性を持っていても)
すごいものがあると感じられなくなった。
ダイヤモンドは、処理をしなくても数があったので、
今もほとんど天然無処理。
ルビーは、いろいろな書類が付いていても
ほとんど処理しています。
モリスが伝えたいのは、そういう世の中になっても
本当に宝石の定義にぴったりのルビーを
母なる地球からの贈り物だと伝えていくこと。