
ご覧のルビーのテーブル下に
見えるインクルージョンは、
シルクと呼ばれるルチルの
針状結晶が、集まってシルク
を編んだように見えるものです。
そして、ガードル角にある「欠け」
に見えるのは「生地不足」と
いって、高価なルビーの原石を
なるべく残すために、残した
もとからあった地肌です。
ルビーのインクルージョンや
生地不足などを「キズ」と
表現する方がおられますが、
ちょっと間違い。
キズというのは、本来ならば
無いはずの「ネガティブ」な
特徴のことで、生地不足は、
天然の恵みであるポジティブな
証拠です。
ルビーのインクルージョンも
人でいう指紋のようにその
ルビーの個性です。
無いと逆に、「?」心配です。
人でいえば、表情が無い
ロボットみたいに感じ。
無色透明なモノがよいとされる
ダイヤモンドでなれている方は
お気をつけ下さい。