宝という文字は、ウかんむり「家の中」に玉

「ぎょく」があると書く。

家の中の玉といえば、文字通り「家宝」のことで

あり、世代を超えてお宝として大切にするもの。

日本で稲作が始まった弥生時代には、勾玉「玉」と

田んぼを交換していた形跡があるそう。

食料品が貨幣で買える今の時代だと田んぼは、

お金をつくる資産に相当するものだった。

その資産をはたいてでも手に入れたいものだった。

自分の将来の事を考えてか?

次の世代を心配する親心だったのか?

どちらにしろ、「国宝」でも「子宝」など

宝とつくものは、大切なもの。

私たちは、宝石の意味をしっかり抑えて仕事をして

行きたいと…

天然無処理で美しいミャンマー産のルビーしか

扱わないのは、それが宝ものだと感じるから。

イメージづくり、デザイン性など、会社として

やりたい事は、山ほどあるが、ルビーの品質を

死守するだけに、17年かかってしまった。