
結婚指輪といえば、「ルビー」なんて
いうと、少し意外な感じがします。
それは、この40年間ダイヤモンドが結婚
の宝石として宣伝されてきたからです。
ですから、つい先日、御成婚された
高円宮典子さまの結婚指輪もルビー
でした。
皇族には、伝統的に結婚指輪を交換する
伝統は無いにも関わらず、雅子さまが
美智子妃殿下からルビーの指輪を
受け継いでいらっしゃいます。
そのルビーは、美智子妃殿下が
香淳皇后より受け継がれたもの。
歴史的には、どの宝石とは決まって
いなかったようですが、伝統的に宝石
の頂点にあったルビーが大切にされる
ことには、そんなに驚きはありません。
むしろ、驚くのは、それをお伝えした
時に皆さんが、びっくりされることに
逆に驚きます。
ロイヤルファミリーなどの一部の
特権階級に限られていたために、
一般的にはならなかったのでしょう。
そして、一般的に成らなかった決定的な
理由は、無処理で美しいルビー結晶は
とても少なく、広くビジネスに使おうと
すると「数不足」の問題が出るために、
一般的なルビーは処理をして美しさを
改良したものです。
ほぼ全て天然無処理のダイヤモンドが
便利ですし、分かりやすい。
しかし、ルビーでも天然無処理で美しい
原石を原産地で掘れば届けることが
できるはず…とモリスルビーが
できました。
今の時代は、そういった宝石を私たちが
購入して贈ることができる時代で、
とてもラッキーな時代です。
ただ、今でも鉱区での産出は、安定せず、
常に、供給不足が悩みの種。