ラテン語で、赤は「ルビウス」と呼ばれ、

最高の色とされていましたが、面白い

記事を発見。

引用ここから⇒

ブラジルウッド(学名:Caesalpinia L.)
中世ヨーロッパでもっとも追い求められた色は
赤でした。高い需要にこたえるため、12世紀以降
「ブラジルウッド」と呼ばれる赤い木がジャワ島
セイロン島、スマトラ島、インドから輸入され
始めました。おがくず状にされた木材は隊商や
船隊により、まずはバクダット、そこから地中海
沿岸に運ばれ、そこからヴェニスの船に積み込まれ
ました。遠方からはるばる運ばれてきたブラジル
ウッドは、高級な布の染色のみに使われる高価な
染料でした。その上おがくずを粉にするという
骨の折れる作業が必要でした。この植物で染色を
行う場合に必要な媒染の技術が会得されたのは
中世末期になってからです。(中略)
この恵みは、人々の欲望をそそり、ポルトガル人
フランス人の間に争いを引き起こしました。
それは16世紀中ごろになって、サトウキビが
ブラジルウッドよりももっと貴重な輸出品になる
まで続いたのです。そして大航海時代の世界経済
で染料が占めていた、この上なく重要な地位の証
として、ブラジルという国名が残ったのです。

⇒引用ここまで。

ルビー色は、原産地としてブラジルの国名にまで

影響を及ぼしたとは、驚くばかり。

赤い色がいかに重要だったかわかる。

参考文献:
(色 colors 世界の染料.顔料 民族と色の
 文化史 アンヌ. ヴァリション著)14MY.10.JPG