人類史上初めて作られたのが、

赤色であると、先週、このブログで

投稿しましたが、染料としても

最古です。


引用ここから>
人類で最も古くから使われ
ている染色植物は、新石器時代にまで
さかのぼります。
アカネという植物とその染料について
の文書は、今から約5000年前の古代
メソポタミア南部のシュメール人が
残しています。
ツタンカーメン王のミイラに巻かれ
ていた包帯もこのアカネで染色
したものが使われました。

(Rubia tinctorium L.)
セイヨウアカネは、高さ1mまで伸びる
多年生植物である。根は四角い断面をも
ち、深さ80㎝まで伸び、触れると手が赤く
染まる。ペルシャ原産のこの植物は、古代
から中東や地中海沿岸地域で栽培されてき
た。その後、フランス南部や東部のアルザ
ス.ロレーヌ地方にも根をおろした。
セイヨウアカネは真っ赤に染めることので
きる唯一の植物である。根に含まれる色素
は、とても強力なため、動物がこれを食べ
ると乳や骨まで赤く染まってしまう。秋に
なると2年以上育ったものが収穫される。
ヴォークルーズのアカネの栽培農家では、
この骨の折れる作業にすべての人手がかり
出される。成人男性の2人がアカネ用の熊手
を使い、根を掘り出す。それから女性と子
どもがおれたアカネを拾う。掘り出された
根は、太陽に当てて乾かし、叩いて土を取
り除いてから、アカネ用の粉砕機で粉にす
る…
引用ここまで<

ルビア ティンクトリウムという学名の

この植物、根を食べた動物の骨まで赤く

するという記述には、驚きますが、

挿絵を見ると赤い根以外は、ハーブに

なりそうな普通の植物です。

最初に、触って手が赤くなった人は、

さぞかし驚いたでしょう。