
とても美しいルビーの原石でした。
そして形を整える作業の途中で、
少し歪んだままでストップしました。
「勿体ない…」
美しい結晶はとても希少で、研磨を
進めて減った分は永遠に戻ることは
ありません。
人工的に合成したモノや処理をして
美しさを改良したモノであれば、
完璧な形を求めても良いと思いますが、
天然ルビーには、それはナンセンス。
品質の高いモノでは、1gで2億円以上する
こともあるのですから…
なるべく大きく、次の世代に受け継ぎたい
お宝です。
歪んだままのルビーがあったとしたら…
大きく残そうと悩んだ形をしていたら…
それは、素晴らしい結晶のはずです。
モリスルビーのコンセプトは、
「私たち自身が宝物として持っていたい
ルビー」
です。
皆さんも、ご自分のお宝をカット研磨
するとしたら…想像してみて下さい。
歪んだ仕上がりでも大きく残したいはず
です。
結晶の中にたった一つだけ、キラッと
クリスタルインクルージョンが見えます。
