一般の方々に、宝石と聞けば…

「何かキレイで高額なモノ…」

と女性が応えれば、男性は、

「価値がよく分からない、
 ややこしくて高額なモノ…」

と応えられることが多いのです

が、一般的に宝石と呼ばれている

モノの範囲が広く、分かりにくい

のも事実です。

宝石とは何か?

その定義が分かると宝石ほど、

分かりやすく、また簡単で

納得いくものはありません。

宝石の定義は…

① 美しく

② 希少で

③ 経年変化の無い

石のこと。

人を魅了する美しさを持ち、

とても珍しく少なくて、

何百年経っても価値を含め

変わらないモノ…

と頭においておくこと。


例えば、無処理で美しい

本格的なルビーは、

最もポピュラーな宝石、

ダイヤモンドよりも、

古くから「ゆるぎない価値」を

認められており、

今もオークションでは、ダイヤ

よりも高額で取引されますが、

これも、「宝石の定義」を前提に

無処理で美しいルビーの希少性を

考え合わせると当然です。


商業的には、人の都合で数を

増やすことができるモノも

宝石として無いと困るかも

知れませんが、

処理をして美しさを改良した

モノや、人工合成したモノなど

人の手で数が増やせるものは、

いずれ希少性が下がり、

「誰でも持っているモノ」

になって行きますので、

時代の流れと共に宝石の枠から

外されます。


また、宝石の価値は、その時々の

需要と供給のバランスや

伝統、慣習が影響しますので、

宝石を探すときには、専門の

宝石商(ジュエラー)に相談し、

細かいところまで、説明をして

貰ってください。