ルビーの鉱山MOGOKにほど近い

山中でお会いした現地の農家の

お兄さん。

胸元のネックレスが気になって聞いて

みたら、イノシシの牙だそうです。

「なぜ、牙をぶら下げているのですか?」

と聞いてみたのですが、

「昔から皆やっているから…」

と理由は分かりませんでしたが、

お守りのような意味だろうな、

と感じました。

この辺りは、電気が来ておらず、

民家も何キロも見ていません。

一人暮らしのこのお兄さんは、

夜も一人で不安だと思います。

牙をぶら下げている理由も現地に

行くと何となく感じられます。

この山奥での恐怖は、人間でなく

自然です。

暗闇から襲ってくる「何か」の

方が怖いのです。

人類最古のジュエリーが動物の牙を

ネックレスにしたという気持ちも

分かりますし、ジュエリーの起源を

感じました。