
写真は、数年前にミャンマーの
北部カチン州のナヤン鉱山で9ヶ月間
かかって調査したルビーの原石の
品質別の出現率です。
無処理ではとても使えないだろうと
思われる原石は数えずに、無処理で
美しいものから、何とか赤味を感じる
ものまで、合計2210個選び、さらに
カット研磨可能な原石をクオリティ
スケールの上に並べて、品質ごとの
出現率を見てみました。
その中で、最も美しいルビーと
Sー5、または6のモノは、
ジェムクオリティと呼ばれるトップ
の品質ですが、見つかったのは、
たったの5ピースでした。
宝石とは、美しく、希少で、
経年変化の無いモノと定義されます
が、ルビーのジェムクオリティは、
まさに、その通りでした。
ここまでやらないと、お客さまに
「お宝」です…とは言えないと思います。
食品名偽装問題などがニュースを
騒がせていますが、
かけがえのない「お宝」をお客さまに
お届けしようと考えると、業界では
「オタク」と呼ばれるモリスの方法は
普通だと思います。