ルビーを見る時に気をつけたいこと、

まず、3方向から、見ることです。

1) まずは、フェイスアップ(真上から)

2) 次に、テーブル面を45度傾けて、

3) そして最後に、180テーブルを

反転させて見て下さい。

ルビーは、ダイヤモンドと違い、

理想のカットは、ありません。

その原石の魅力を最大限に引き出しながら、

なるべく希少な結晶が小さくならないように

努力をします。

色の薄い部分が、結晶内にあったら、

そこの下部のキューレット側(尖っている底側)

からの照り返しが弱くなるように、

キューレット側のファッセット面の角度を

テーブルからの光の入射角に対して、

寝かせていきます。魅力を引き出す職人技です。

ただ、私たちモリスは、そのルビーの

いい面もそうしない面も両方見て、

お持ちになる方に素地を分かっていただける

ように説明する努力を怠りません。

三方から見ていただければ、そのルビーの

「オヤッ?」というところに気づいて

頂けると思います。

写真は、2012年の香港で行われた、

クリスティーズで2.4億円で落札された

6ctのルビーリングですが、

このルビーでさえ、テーブルトップで見て、

キューレットの位置はかなり30%ほど

ずれていました。

$ルビー社長☆森孝仁 presents ルビーの森