
写真は、ルネッサンス期の
プロポーズをする男性と
受ける女性の絵画。
プロポーズする男性の
心配そうな目、
ハラハラドキドキして
いる様子が、顔の表情から
見受けられます。
女性は、彼の肩に手を
掛けたりして余裕の表情です。
ルネッサンス期の求婚が
どの様なもであったかを
うかがい知る貴重な絵画です。
この男性が、ひざまづいて
リングを差し出すプローポーズ
のスタイルは、プロテスタント
の祖といわれるマルチン.ルター
が修道女だったカタリーナに
求婚をした時の姿と関係している
ようです。
マルチンルターといえば、その当時、
腐敗していたキリスト教のシステムに
対して、総本山であるバチカンに
プロテスト(抗議)した人です。
純粋に宗教の教えを貫くために、100回
以上のプロテストを繰り返し、
そして破門された人。
その立場を失った一人の男性が、
憧れていた修道女、カタリーナに
ルビーとダイヤのギメルリングを
もって求婚した時の姿がモデルに
なっているとのことです。
その後、結ばれたふたりは、
4人の子供と幸せに暮らしたそうです。
さて…
ルビーを贈るこの男性、その後、
ふたりは結ばれたのでしょうか?
絵画はHistric Ringより引用
16th Lucas van Leyden,
The Betrothal Koninklijk
Museum Photo
Lukas Art in Flanders