
写真は、丸々と太ったブタ。
モリスのルビー鉱区でいた豚くんです。
私が最後に見た時は、写真の1/10ぐらいの
柴犬ぐらいの大きさでした。
鉱区担当のイエッチョー君に、
「あの豚クンは元気?」
と聞いたら、あっさりと、
「あ~あの黒い豚ですね…もう食べました」
「…」「あッ…そう、食べたのね…」
だから、もうこの世にいません。
この後、鉱区のみんなや村の人たちで
頂いたようです。
豚は頭がいい動物だと聞いたので、
現地で遊んだことを思い出すと少し悲しく
感じました。
でも、食べられるのも命、
食べられる方も命なのだ…と
思い出させてくれる契機になりました。
だいたい…
「最後はスパッと殺してくれたかな…
一瞬だったかな…」
なんて思いながら、自分だったら、
食べてしまう前に、キチンと一瞬で
絞めることができるのか?と
その時のために覚悟しておかなければ…
なんて感じる自分が、情けなく感じました。
私たち日本人はひ弱になっているのかも
知れません。
ハンバーガー屋さんで食べるのも牛くんの
命ですし、コンビニのお米も一生懸命に
生きたお米くんの命です。
殺めるところだけ、目をつぶって…いる
誰かに任せて、自分はお腹いっぱい
食べるだけになっているような気がします。
少し恥ずかしく、感じました。
「お命頂きます」という気持ちを
忘れないようにしたいものです。
そして、頂いた命に恥ずかしくない生き方
をしないといけない…
そう思います。