
ミャンマー、バガンは、町中に
仏教遺跡があり、バゴダ(パヤー)の数
は2500を超える仏教の聖地です。
そのバガンで見た公衆の水瓶です。
誰でも蓋を取ってお水を使ってよい
のですが、無くなるたびに水を汲みに
行って、入れておくので大変ですが、
これまで1000年間、空っぽになったこと
はないそうです。
コケの生えた水瓶が、古くから伝わる
習慣であることを物語っています。
自分が、飲むための水、生活用水で
あれば、面倒でも毎日、汲みに行くのは
当然でしょう。
しかし、公衆の、誰が使うか分からない
水瓶のために、ずっと水を汲みつづける
気持ちというのが、凄いな…と
感じます。
人の社会というのは、目に見えない、
「気持ちや心」
によって成り立っていることを感じさせて
くれる水瓶。