ルビーの品質を見るときの内包物に

(インクルージョン)対する認識が

ダイヤモンドのそれとは、全く違い

ます。

ダイヤモンドは、比較的、産出量が多く、

無色透明が良いとされています。

鑑定(グレーディングレポート)といって、

そのダイヤモンドの特徴をプロットした

書類でもって、内包物が如何に少ないか?

を明記します。

このため、ダイヤモンドは、内包物が

無い方が良いという価値観ができるのです。

キズが無く、白色で、いいカットがされて

いてサイズがどのくらいであるか、が大切です。


対して、ルビーは、無処理で美しいもので

あれば、存在そのものが珍しいので、

品質を見極める時の見方もダイヤモンドと

全く違います。

ダイヤモンドの場合は、内包物が入っていると

グレードを下げていきます。入っている場所に

も大きく影響されますが、ルビーの場合は、

内包物が入っていて当たり前です。

写真は、エリザベス テイラーさんのネックレス

のルビーですが、表面に傷が出てきています。

$ルビー社長☆森孝仁 presents ルビーの森


ハリウッドの大女優だった方で、宝石について

もとても詳しく、ご自身でジュエリーデザイン

もされた方です。

宝石を見る目も確かだったといわれています。

「宝石は仲の良い友達のようなもの…」

という言葉を遺されています。


そういう方の大切にしたルビーの表面に面キズ

(表面のキズ)や大きな内包物を見つけると

それぞれの宝石の種類ごとに、その価値を見抜く、

レベルの高さを改めて感じます。

ちなみに、オークション「クリスティーズ」

でのルビーの史上最高落札価格は、

エリザベス.テイラーさんのルビーのリング

です。

やはり、宝石を見る目が確かだったのでしょう。