天然のルビーを見るとき、

その赤色の色相、そして赤色の濃さ、

また色のムラによる色帯、などなど、

同じルビーという名前でも同じモノ

は2つとありません。



さて、最高のルビーはどういうものですか?

お聞きいただいた時は、

「一般論として、

クオリティースケール(JBS品質判定)の

ビューティースケール: S

カラースケール: 6

が一番良い色、通常ピジョンブラッドとか、

いわれています」

とお答えしますが、

S-6だったらすべて魅力的なのか?

と聞かれると、そうではありません。

スケール上では、とても美しく、良い色の

濃さでも、魅力のないルビーはあります。


なぜ魅力を感じないのか?

不思議に思って、細かくチェックするのですが、

理由は見当たりません。


相性の問題かもしれません。


工業製品のように品質を改良できないのが

天然ルビーの難しいところでもあり、

世界にたった一つの個性です。

「その方が、一番、好きな赤色」

「一番お似合いになる赤色」

を探すには、ご縁も大切です。


人は品質で表しませんのが、

それと同じことだと思います。

写真は、色々な産地のルビーです。

$ルビー社長☆森孝仁 presents ルビーの森