ルビーとダイヤモンド。

相性の良い宝石のコンビです。

しかし、インクルージョン(内包物)

に対する認識が180度違います。

$ルビー社長☆森孝仁 presents ルビーの森


皆さんご存知のように、

ダイヤモンドでは、内包物が少ない

もの、もしくは肉眼で見えない方が

良いとされています。

ですから、内包物の事を「キズ」

などと表現される人もいます。

対してルビーの内包物は、そのルビー

の個性として重宝されます。

もちろん、内包物が多すぎて美しさ

に悪い影響を与えてしまうものは、

当然マイナス要因として認識され

ますが、そうでない限りは許容し、

「インクルージョン」と呼び、

普通は入っているものと認識しています。

私たち宝石商は、ルビーにインクルージョン

無ければ、「人工合成石では?」と

疑ってしまうのが普通です。


このルビーとダイヤモンドの内包物に

対する認識の違いは高い屈折率による

キラキラした光を楽しむ宝石が

ダイヤモンドに対して、

グッと人を引き付ける赤色を楽しむ

ルビーです。

色を楽しむか、光を楽しむかの違い。


加えて、

産出量がある程度、確保しやすいダイヤ

モンドと希少なルビーの違いも関係して

いるでしょう。もし、ダイヤモンドの

様にインクルージョンの少ないルビー

(内包物の無いモノ)

を探そうものなら、1年や2年では、

見つからないと思います。


ダイヤとルビー、見分け方が大きく違う

のです。


どちらにしろ、美しいダイヤモンド、

また、相性の良いルビーを探すときは、

ルーペなどで内包物をご覧になり、

その宝石の個性に興味を持たれることを

ことをお勧めします。


下の写真は、ルビーのジルコンの結晶と

思われるルビーの内包物です。

フランスでは人気のあるジルコン、

宝石の中に宝石が入っている景色を

見るのも楽しいものです。


$ルビー社長☆森孝仁 presents ルビーの森