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写真は、大日如来の慈悲の心が

説かれているという、

胎蔵曼荼羅です。

日本にある曼荼羅は、中国に留学

した空海さんが、恵果阿闍梨より

中国密教を相伝された時に、その

内容が難しかったため、日本で

伝えるために、理念を絵画化した

ものが必要だと考えたそうです。

空海は、恵果阿闍梨の許可を得て

宮中画家に曼荼羅を描いて貰った

と言われています。

理論に頼ると、複雑化しすぎて、

本質が見えにくくなるぞ…

ビジュアル(曼荼羅図)を見て「感覚」

磨けよ…と教えて頂けているような

気がします。


実は、ルビーの品質判定をする時も

同じです。

クオリティスケールという数値化されて

いない、見て感じたことを参考に

しながら、35個のます目にその宝石を

当てはめていきます。

いくら、分析しても、鑑別しても

判断が難しい品質が分かるのが

不思議です。

日本定石協会の幹事であり、この

クオリティスケールを考案されたのは、

諏訪貿易の諏訪会長…

モリスも創業当時から使わせて貰って

います。