世の中のルビーは、一般的に

加熱処理をして美しさを改良した

モノですが、モリスは、原石の状態

から美しいルビーこそ

お宝だと思いますので、

創業以来、無処理で美しいルビー

だけをお届けしています。

さて、

加熱処理したルビーは、大きさや

美しさのわりに格安なので、

お召しになる満足感は高いので、

アクセサリーに向いています。

しかし、人工的に数量を増やせる

ので、資産性を期待する事は

できません。

宝石として、とても大切な事です。

だから、私たちは、

ミャンマー連邦共和国のご協力を

得て、研究を続けています。

それでは、私たちはどの様に

処理しているかどうかを

見分けるのか?

皆さんも出来る簡単な方法を…

ルビーの処理は熱を加えて、黒味を

取り除くことが一般的です。

要するに、加熱されたかどうか?

ルビーのインクルージョン(内包物)

が熱変化しているかどうか

見分ければ良いのです。

photo:01



薄くスライスした、結晶です。

インクルージョン(内容物)が

確認できると思います。

下図が拡大したモノです。

photo:02



これを、800度近い温度で5時間

加熱した写真が下のモノです。

photo:03



熱をかけて変化を見る実験です。

熱による変化がありました。

これを白い背景で撮影したモノが

下の図です。

加熱前

photo:04



加熱後

photo:05



テンションクラックと呼ばれる熱変

です。

この様に、熱によってルビーの

内包物は確実に変化していきます。




この写真は、今から5年前に

アメリカGIAのカリフォルニア

カールズバッドの本部にサンプルを

提供して、撮影、そしてその後に

ミャンマーのモリスで加熱実験をして

再度、撮影するという実験の時に、

撮影されたモノで、日本宝石学会でも

発表しましたが、こうやって少しずつ

データを集めて見分ける方法を開発し

ています。

分かりやすい写真もたくさんあり

ますので、ブログでもご紹介して

行きたいと思います。