
ルビーも人と同じように個性があり、
同じものが2つとありません。
個性が2つ以上あれば、そこには必ず
「相性」というものが生まれます。
出会った瞬間に、どう感じるか?
がすべてかも知れません。
どの様な空間が「その出会い」に
相応しいのか…
私は、お茶をお点前を横で見ているときの
時間が止まったような、落ち着いた感じが
一番良いと思うのです。
茶の湯デザイン(木村宗慎先生監修)PenBooks
によると、
引用ここから)
椅子とテーブルを用いた「立礼」
は、明治5年、裏千家の11代玄々斎が、
「点茶盤」を創案したことに始まった。
中略…
しかし、単に椅子とテーブルを組み合わせれば
いいわけではない。空間全体をプロデュース
するのが茶の湯の文化であり、その空間は、
畳がすべてのベースとなって発展してきたのだ。
椅子とテーブルを用いるならば、畳に負けない、
本当に美しい空間を作り上げなければならない。
はたして、それは可能なのか。これから茶の湯
が背負う大きな課題の一つである。
とあります。(引用ここまで)
モリス銀座Rサロンでは、お越し頂いたお客様
に立礼で、和菓子とお抹茶をお出しするのが
習慣になっております。
これは、お茶室でお茶を頂く時に感じる
少し緊張感がありながらも
自分が持っているセンサーがフルに
稼働するような感覚…
でルビーと出会っていただきたいと思って
います。
もちろん、畳はありませんし、
まだまだ心地よい、理想の空間には、
なっておりません。
しかし、モリスなりに、自分たちの感覚を
磨きながら、少しずつ…分らないぐらいの
スピードですが、進化していきたいと
思います。