宝石ルビーは経年変化がありません。

ルビーは、人の人生と比べると悲しく

なるほど、何も手入れをしなくても、

変化せず、長く地球上に存在します。

私たちの周りで美しいモノを探すと

色々ありますが、100年経っても同じ

価値観で見る事の出来る宝物は、そう

多くはありません。

ルネッサンス期以前よりルビーはお宝

の象徴でしたが、昔から品質の高い

宝石ルビーを探すのは難しかった

そうです。


結果的に、今ではルビーと呼ばれる

ものの殆どが加熱処理を施して色を

改良したモノです。

加熱処理自体は悪くないのですが、

問題は、人の手によって数量を増や

せる為、希少性は低くなります。

需要と供給のバランスで成り立って

いるルビーの価値を考えると、

無処理で美しいルビーと加熱処理を

して美しさを改良したルビーとは

違うモノとして考えた方が良いと

思います。


ただ…もう一つのポイントですが、

無処理のルビーだから価値が

ある訳ではありませんし、

鑑別機関の発行する書類に

「加熱された痕跡が認められない」

と書いてあるから価値が高いのでは、

ありませんし、無処理とはどこにも

書いてありません。

ジュエラーにほしょう

品質の高い、無処理で美しい、

ミャンマー産のルビー…

だから価値があるのです。


探し方は?

街中の宝石商を訪ねて、一番高い

ルビーを見つけて下さい。

そして、なぜそんなに高いのか?

聞いて見て下さい。

そのジュエラーが、

そのルビーがミャンマー産であり、

無処理であることの説明をルビーの

インクルージョン(内包物)を

見ながらして頂ければ良いと

思います。

更に、どこの産地の特徴か?

を言述してくれるようなジュエラー

ならば安心です。

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