
写真は、全国宝石学協会が発行した
書籍の中に記載されているカシャン社製
のフラックス合成ルビーのインクルージョン
です。
液体インクルージョンの様な雰囲気ですが、
天然では見たことのない不思議な景色です。
どことなく寂しい感じがしますし、
個人的な感覚としては、本当の俳優さん
と俳優さんの蝋人形のような感じです。
情報開示がしっかりとなされていなかった
100年前は、ホンモノのルビーと同じもの
として販売されていたようです。
その時に、今の価格でウン千万円したもの
が今では歴史的価値からウン万円で
オークションで落札されます。
今からでも遅くはありません…
加熱処理をして美しさを改良した
ルビーと無処理で美しいモノを分けて、
違うモノとして考える必要があるでしょう。
人の手で作りだせない、代わりがない。
そういうモノを大切にする時代だと思い
ます。