ルビウスとは、旧ラテン語で

「赤」を意味し、ルビーの語源です。

今でも、イタリア語でルビノと

いえば赤の事ですし、フランスの

ルージュも同じ語源です。

だから宝石学が発達するまでは、

赤い石はすべてルビーでした。

イギリスのインペリアルステート

クラウン(王冠)を飾っているのは

レッドスピネルという宝石ですし、

その他にも、古代エジプトの王様

が大切に神の象徴としたのも、

ナポレオンが大切に身に着けたのも

カーネリアンという赤い石です。

それが、宝石学が発達して変わり

ました。

そもそも、宝石学が発達したのは、

1900年初頭にたくさん作られて、

たくさん売られた「人工合成ルビー」を

業者が、ホンモノの宝石として

販売して、市場が混乱したからです。

結果として赤い石の中でもルビー、

スピネル、ガーネット、カーネリアン

レッドトルマリンなどの似たもの

があり、それらをルビーの類似石と

呼ぶようになり、ルビーは赤い石の

頂点となりました。

…なぜルビーが頂点になったのか?

赤い石の中で一番、硬度が高く、

丈夫だからでしょうか?

私は違うと思います。

イギリスのインペリアルクラウンのスピネル

という例があるとしても、太古より王様などから

ミャンマー産のルビーが重宝されて来ました。

また、

インドでは、2000年前には、赤い石を種類別

一番=ルビー
二番=スピネル
三番目=…

と階級を着けていたようです。

他に赤い石があるのにルビーが頂点にたった

のは、宝物として大切にされてきた赤い石に

圧倒的にルビーの割合が高かったからです。

化学的に見分ける遥か以前より、

また貨幣経済が始まる遥か以前より、

お宝として大切にされてきたルビーは、

まさに「赤いお宝」の頂点です。


iPhoneからの投稿$ルビー社長☆森孝仁 presents ルビーの森