
ルビー色(赤色)は、最高の色として認識
されています。
写真は、エリザベス女王がフランスの
サルコジ大統領をお迎えになられた時の
ものですが、ルビーのジュエリーと赤い
リボンが白いドレスに映えています。
元々、ルビー色は、欧州を含めた世界中の
国王の色として、使われました。
王様が歩かれるところに赤い絨毯をひいて
(レッドカーペット)お座りになる椅子も
ルビー色。
そして、公式行事で国王がお召しなる洋服
もルビー色。
インペリアル ステート クラウン(王冠)
のダイヤモンドの上についているのが
赤いルビーと信じられていたレッドスピネル。
考えてみれば、日本の神社仏閣、チベットの赤、
中国の赤…
(中国では、皇帝の色は金色で幸運が赤色)
太古より大切にされてきたルビー色は、
色々な意味で最高の色として扱われてきました。
そのため、日本でも平安時代には、一般の人が
赤色を着ける事が禁止されていた時代があります。
自由に身に着けられる時代に生まれてよかったと
思います。
写真は、婦人画報5月号より拝借しました。
