金属の精錬や合金を作り出す製法は

古代エジプト時代から存在していたそうです。

鉛のような安価な金属をより高価な金に

変えようとする試みが盛んに行われて

きました。

いまでも安い元手で大きな利益を得る

ビジネスを「錬金術」などと表現します。

万有引力を発見したアイザック.ニュートン

も錬金術に真剣に取り組んだそうです。

化学者の努力が実り、加速器という機械を

使って金より一つ元素記号の大きい水銀と

ベリリウムBeを衝突させると水銀から

一つ陽子が飛び出して金ができるそうです。

昔から続く錬金術は、不可能ではなかった

のです。


ただ、これにはオチがあって、

1年間の実験で0.00018グラムしか

できなかったそうです。

その金を売りに良くと1円分にもならない。

つまり技術的には可能でもコストが

全く合っていないわけです。


考えてみれば、人間が楽しいと感じること

悲しい、好きと思うことも化学反応だそうで、

学者さんの研究には、期待しつつも、

あまり急がず、少しずつ解明していって

欲しい。そんな気がします。


参考書籍:Newton別冊「周期表」より



$ルビー社長☆森孝仁 presents ルビーの森|日本で唯一採掘権を持つ男-genso