写真は、エトルスカンの金製のリングです。

書籍、Histric Ring の本文によると

この羽を広げた鳥は、たいてい成功などの

何かを称えるもので、これが、ガンやハト

だとすると、この時代は、愛の象徴

ヴィーナスを表したそうです。

ということは、女性がお守りのように使って

いたのでしょうか?

$ルビー社長☆森孝仁 presents ルビーの森|日本で唯一採掘権を持つ男-etruscan

紀元前5世紀あたりから今のイタリア北部

で栄えた、エトルリアは精巧な金製の

装飾品、とくに粒金と呼ばれる細かい金の

粒を規則正しく並べ「ともづけ」したものが

残っているが、文字を使わない民族であった

ことから、その加工方法は今でも謎につつまれ

ています。

これだけ、小さな金の粒をとめていく時に

ロウづけ(溶接)すると隣の小さな粒が溶けて

外れてしまうので、きれいに並べた後で一気に

金の粒と金素材を一部、溶かせて着けたと

いわれている。その際に、融点を調整する

ために魚の油を使った。(プリニウスの書物より)
(ヨーロッパ宝飾文化東京美術 山口先生著)


そして、実際に手にとって見ると、その繊細さ

と軽さに驚きます。

腕の中が中空になっているのです。

指輪を手に取る会にご参加の職人さん代表

川崎先生によると、中空にすることにより、

強度を上げているということです。


紀元前につくられたリングとはとても

思えませんでした。

橋本コレクションより