「のだめカンタービレ」に始まり、

「ハチミツとクローバー」「花より男子」と続いている俺的少女マンガブーム。

マンガ好きの会社の人が「絶対読みなさい」と貸してくれたのが





矢沢あいの「天使なんかじゃない」

それも完全版。

なんだかんだ言ってNANAを読んでいる自分にとって

いつかは読むんじゃないかと予感していたシリーズ。

連載当時は平成3年だから14年前。ってことは14歳。

この物語が高校1年生から始まるのでほとんどリアルタイム。

当時読んでた同級生の女子たちは、さぞかし共感していたことだろう。

それも連載自体も3年間だったみたいだし、よくできてるね。

矢沢あい作品はNANAから読み始めたので、

最初の方の画風には昭和の匂いを感じざるを得ないが、

途中から明らかに「平成矢沢」タッチに変わっていくのも

キャラの成長とともに楽しめるポイントか。

(「花より男子」の画風もそうとう変わっていってたけどね)


明朗快活、なんでも出来ちゃう涙もろい女の子、翠と

なぜかリーゼントで影のある「ツッパリ」男子、晃の恋物語。

生徒会長と副会長っていう設定がなんかもう!オジサン困っちゃう。


もちろん二人の恋は当たり前のように前途多難で

こういうものを思春期に読んでるから

日本の女子たちは面倒な恋をしたがるのだとブツブツ言いたくなる。

今回は全巻を一気に読んだからまだいいけど、

これを連載で「続きが気になる~」なんて生殺し状態にされてたら

俺の青春はほとんど上の空だったろうね!

まぁ、過去の恋とか、優しい幼馴染とか、

自分たちにも起こりうるファクターで共感して、

親の離婚や、絶縁、さらには異母兄弟という昼ドラ的要素で刺激され、

すっかり2人の恋の行方に夢中という方程式だ。

ちょっと意外だったのは、二人が早い段階で両想いになること。

他の少女マンガでは恋の成就はちょっと先っていうイメージがあったから

これには少し肩透かしを食った感じだ。

もちろんそれから様々なトラブルが襲ってくるんだけど、

比較的危機感が小さい印象を受ける。

なぜなら第1話から最終話まで二人の想いがあんまりブレないのよね。

とはいえ、二人が一緒になった時は、よかったねと言いたくなるのが不思議。

卒業式のシーンでは不覚にも涙がポロリ。

独身男子が部屋で少女マンガ読んで涙、っていいのか?!

翠は夢をかなえて、美術の先生として聖学園に帰ってくるんだけど、

その胸に晃からもらった天使の羽のペンダントがついてるのがいいね!

こういう描写はホントに矢沢あいはうまいなぁと思う。

熱くなってしまった・・・。

しばらくマンガ熱は続きそうだ。