その昔、芭蕉さんは言いました、
「月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり。」
一方、兼好さんも、
「ゆく川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。・・・・・
世の中にある人とすみかとまたかくのごとし。」
と、おっしゃってます。
二人の偉人の言葉を踏まえた今の俺の心境はといえば、
「え?!もう年末?早いな。まいったねどうも。」
てなカンジ。
日付の感覚が無くなり、
曜日の感覚が鈍くなり、
一週間が早く過ぎ去り、
一月があっという間に終わる。
気が付けば姪っ子はいつの間にかしゃべりだし、
いつの間にやら隣の家のじいさんが引っ越してしまっていた。
毛布を出したことで秋を知り、
コートを引っ張り出したことで冬を知る。
おまけに、11月あたりから何だかんだあるあれやこれやで
おセンチムードに突入し、
はたと気付けば歳末の、バタバタに巻き込まれて右往左往する俺。
「全く。毎年毎年さぁ、学習能力ってのは無いの?」
と、呆れられても、
そこは「旅人」であり、「元の水にあらず。」な訳ですよ。
同じように見えても違うものが流れてんのであれば、
予測なんてつくわけないじゃありませんか。
それが「摂理」ってもんですぜ。
ま、何が言いたいかと言えば、
年末のくそ忙しさに対する単なる「愚痴」なんで、
気取って古典を引っ張り出してきても、
目の前の状況が改善されるわけもなく・・・
それこそ例年身に沁みて知っているはずなのにね。