一本目にご紹介する論文になります。

 

個人的にはかなり

 

おおおおおおおおおおおおポーンとなった論文です。

 

アメブロでみなさんのブログを読んでいる中で漠然としたイメージとして不妊治療を受けている人の中で

 

出産しやすい人

 

出産しづらいけど頑張っていれば可能性がある人

 

残念ながら出産が出来ない、もしくはかなり確率が低い人

 

に分かれるという残酷な現実があるように何となく思っていました。

 

 

こんな感じ?

 

同じように感じている方、多いのではないでしょうか?

 

でも、それは違うよ?というデータが紹介されている論文のご紹介です。

 

Live-birth rate associated with repeat in vitro fertilisation treatment cycles

Andrew D.A.C. Smith, PhD,1,2 Kate Tilling, PhD,1,2 Scott M Nelson, PhD,#3,* and Debbie A Lawlor, PhD#1,2,*

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Live-birth rate associated with repeat in vitro fertilisation treatment cycles - PMC (nih.gov)

 

イギリスで2003年から2010年までに行われた156947人の女性(中央値35歳)に対する257398回の採卵周期に対する各周期に対する出産率が紹介されています。

所謂Nの数としてはかなり十分な信頼できるデータですね。

 

 

大体5回目で17-8%程度に収束していることがわかります。

 

何故、これがおおおおおおおおおポーンなのかというと、こういうデータになるという事は、中央値35歳で不妊治療を受けて出産出来ない、もしくは確率がかなり低い(採卵あたり1%未満とか)は「いてもかなり稀」でないとこういうデータにはならないからです。

 

このデータの採卵ごとの出産率をグラフにするとこうなります。

 

 

ある一定の回数で次回以降の出産率がほぼ横ばいになっている事がおわかりになられるかと思います。

 

もし、絶対に出産出来ない。もしくは出産出来る可能性がかなり低い人がいるとこういうグラフにはなりません。

 

 

各採卵ごとに出産しやすい人達がいなくなるので、出産出来ない人達の割合がどんどんふえていくはずなんですよね。

 

そして、各採卵周期事の出産率はこういうグラフになるはずです。

 

全く違うのがお分かりいただけるかと思います。

 

次回に続きます。