こんばんは

近況報告を少し。
最近わたしの周りで起こったことや自分の考えたことのログも兼ねています。
長くなると思う。
春節休みが終了し、今週の月曜日から高3(受験生)の授業がはじまりました。
休みボケの体と頭を仕事モードに切り替え、
新学期も気合を入れて、授業をしていこうと思った矢先の事。

火曜日。2年生の担当のち先生から電話があった。
国際交流基金(以下JF)の研修会に生徒2人と参加するために、電子辞書を貸してほしいとのこと。
わたしにとっては貴重品の部類である電子辞書。
でも、いつもお世話になっているち先生の頼みということもあり、
快諾し、電子辞書を貸した。

水曜日。JFす先生から電話があった。
ち先生が研修会に行けなくなったので、クシダさん(わたし)が北京に来ると聞いたのですが。。。とのこと。
いや。わたしは聞いていない。。。
そんな話聞いてない!!!!!!
昨日電子辞書貸したし、研修頑張る気満々だったじゃないか!!!
よく分からないまま、各関係者の方々に電話。

主任に相談→頼む。行ってくれ。
JICAき調整員に相談→学校からの書類があればOK
JFす先生→とにかく生徒たちを研修会に連れてきてほしい。
肝心のち先生→お願いします。切符はあります。電子辞書は返します。

出発日→水曜日、夕方。
え??!!きっ今日……行くの???
いまから??


というざっくりとした経緯のもと、北京へ行くことに。
書類作成や、仕事の引き継ぎ、荷造りに追われ…
なんとか17:00過ぎに学校を出て、18:10東勝駅発―北京西駅の夜行列車に乗り込んだ。

ひょんなことから二度目の夜行列車の旅。
今度は自分で手配した切符じゃないので、ちゃんと寝台の切符だった。
ようやく二度目にして、寝台に乗ることができた。

$go go nihongo!!!

寝台、車内の様子。

$go go nihongo!!!

夢のB寝台(硬卧)
6人で1つのボックスを使う。
3段ベッドが、対面になっている。
わたしは、一番下の段。

$go go nihongo!!!

さすがB寝台!!!
1人で使えるスペースが広い。
枕などの寝具もある。
向かい側のお兄さんは熟睡中。。。

高2の生徒2人を連れて(いや、連れられて?笑)来たので、
すぐに日本人であることがバレた。。。
でも、同じボックスのお兄さん・お姉さんも親日的で、
話題は、お母さんがこの間、日本に旅行に行ったとか、日本語のあいさつや表現について。
日本人ってばれたらちょっと怖いと思っていたけど、やさしい人たちでよかった。

寝台車は10時に消灯する。
消灯の時間が近づくと、自然とみんな自分の場所へ移動する。
一応安心はできないので、ipodでpodcastを聞きながら、うとうとして過ごした。
車内の暖房は私の部屋より暖かかった。というか暑かった。
朝は、6時半に電気がつく。みんな起きると洗面所へ
顔を洗ったり、化粧をしたり。

朝、9時過ぎに北京西駅へ到着。
同じボックスだったお姉さんとは
最後は、「さよなら」と日本語であいさつをして別れた。

帰りもまた寝台だ。
日本では、青春18きっぷ使って、13時間とかかけて移動するのは少し特別なことのような気がしていたけど、16時間の寝台で行ったりきたりすると、それが当たり前な気がしてくるから不思議だ。日本に帰ったら、電車で旅行したいな。

そんなこんなで北京にやってきた訳だが、別に観光に来たわけではない。
JF主催の研修会に参加するためだ。
各学校の生徒たちと中国人日本語教師のための観察型研修会である。
中国人の先生に囲まれて、日本語教育について考える。
偶然とはいえ、なんてラッキーなんだろうとつくづく自分の運の強さを実感した。
JFの専門家の先生方の授業を見学したり、中国人の先生の日本語のみを使った授業も見学することができた。
そしてなにより、自分の生徒の意外な一面が見られたりする。
今日は研修2日目。
北京の日本人学校にお邪魔した。生徒たちはとても楽しみにしていたし、私自身、またとない機会だった。
ここに詳しく書くことはできないが、生徒たちは近い年齢の日本人と話すのは初めての経験だ。
いつもは恥ずかしがってあまり話さないかくんも、楽しそうにおしゃべりしていた。
彼の日本語はここ2日間で確実に伸びている。それを恐ろしいぐらいに感じる。
北京までの道中、あまり日本語ができないといって、わたしにはあまり話しかけてこなかったのに、今日の帰り道、興奮気味に日本人学校へ行って楽しかった、嬉しかった、いろいろな感情を語ってくれた。きっと彼らの心の中で何かが変わったのだろう。
わたしも異文化に触れたときや外国人の友だちができたとき、わくわくして、嬉しくて、何と言ったらいいか分からないけど、心の中で爆発が起きたような、価値観が変わるような気持ちになった経験がある。
自分の生徒のそういう瞬間を見ることができるというのは、本当に嬉しいことだ。
今回「選ばれた生徒」だけではなく、配属先にいる生徒たち全員に、日本語を勉強する先にあるものを見せたい、感じてもらいたいと思う。
配属先の日常の授業で研修会のような恵まれた環境で、「与える」授業をするのは難しいことだ。しかし、協力隊隊員として、また外教(外国人教師)としてそれを実現するのがミッションだろう。日本人だからできる授業。答えなんてないだろうけど、自分なりに模索しようと思う。

今日、夕食の席で、ベテラン日本語教師のり先生と教師という仕事について話した。
教師という仕事は本当に難しい。教授法もいろいろあるし、どんなにしっかり準備していても、教歴が長くても、生徒たちのレベルやその日の雰囲気によって、うまく授業ができなかったりする。もう十何年教師をしているけど、分からないとおっしゃっていました。
中国で日本語教育にこんなに真剣に向き合っている先生がいらっしゃることに驚いた。
他の先生方の間でも、話されていることは日本語教育の話。
メンツや建前を捨てて、本気で意見を交換し合うというアツさに、頭が下がった。
聞き取れない中国語を必死に拾って、話を聞いた。
研修は今日で折り返し。
突然と偶然で参加できることになった研修会。
残り2日間、しっかりと吸収して帰りたい。

かなり長くなってしまった。
文字だらけのここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
残り2日間と帰路の様子は余裕があったら、書くことにします。