
ビルの法定設備点検による事前の計画に則った【計画停電】という言葉は耳にされる方も多いと思います。
しかし、今回の計画停電は点検などによるものではなく、震災による発電所停止に伴う電力不足が原因の大規模停電を避けるための【輪番停電(りんばんていでん)】です。
輪番とは「大勢の人が順をきめて交替で事に当たること」を意味し、地域毎にグループ分けされたエリア毎に順番に停電させるものです。
電力事情が良かった日本では考えられない事態で、それが首都圏を含めた東日本で毎日行われているのですが、他のエリアの方々にはどんな生活状況なのかがピンとこないと思います。

例えばこの照明が切られた自販機。この程度ならどこでもよく見かけると思いますが、この照明が切られた状態が24時間続くため、夜は真っ暗です。

これは、JR柏駅(千葉県)の中央改札口付近の写真です。昼間の明るい時間ですが、照明が一部切られているだけで、こんなにも暗い雰囲気になります。

同じく柏駅のホームにあるエスカレータです。駅のほぼ全てのエスカレータは、このように電源が切られており、使えない状態ですので、足腰の不自由な方にはちょっと難儀です。

首都圏のJRの運休や遅延情報のマップですが、ほとんど全ての路線が一部運休や本数を減らして運転しています。
震災後、ようやく首都圏でも計画停電が馴染んできましたが、その影響は計り知れないものがあります。例えば、計画停電中は、企業・工場・商店などが営業できませんし、移動するのにも電車移動に時間がかかってしまい、時間的コストが大きくなっています。
また、震災の影響で工場では部品が出入荷出来ず、場合によっては開店休業状態でコストばかりがかかってしまう状態が続いております。
決死の覚悟で遠方の原発で消火活動を行っている消防隊を恫喝するような政府ですから、こんな「小さな」事まで気を配る余裕も気も無いでしょうが、震源地に近い被災者だけではなく、身近な首都圏での間接的被害をこれ以上増やさない、もしくは軽減するような対策を早急に行って頂きたいと思います。
特に今回の大震災では影響範囲がかなり広く、また東北地方の被害状況が甚大なため、「灯台下暗し」になっていますが、経済活動が停滞すると、東北地方の被災者の今後の生活にも影響を与えかねません。報道を見ていると日銀の積極的な関与とプロ野球の開幕問題、原発事故の問題ばかりが目につきますが、「同時並行」でやらなければならない事が1つでも欠けると歯車は回りません。
ITを利用した積極的なコスト削減(移動コストを減らす1番有効的な手段ですが、全てのシチュエーションで対応可能ではなく、技術を利用する側の知識も要します。)
簡易的な発電設備の増設(小規模な水路にも設置可能な小水力発電などで、地域ごとの電力を補う事が可能で、費用も設置期間も少なくて済みますが、電力量は少ないです。)
各自治体・施設などからの買電システムの構築(焼却施設や自治体の非常用発電システムなどから電力をまかなう事が出来るようなシステムの導入の可能性)
小規模企業や高額所得者を除く個人などへの資金援助(東京を中心とした首都圏で活動していても、取引量の減少に伴う倒産や資金難が相当数発生する事が確実なため、その対策)
私の少ない頭ではこの程度しか思い浮かばないですが、是非とも政治家や地方首長の方々などの英知を結集して欲しいと思います。
次回は、地元柏の地震による影響と避難所で伺ってきた事について
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