イヤホンを外し、街中の音に耳を傾けてみたくなる時がある。
仕事終わりに散歩をしていると、幼稚園児だろうか。
先生との会話が耳に入って来た。
先生「みてー綺麗なお花!」
園児「ほんとだーー!!シャインマスカットみたいだね」
たった2言だが、すごくインパクトを受けた。
まず、先生の感性の素晴らしさ。
自分だったら街中に咲く何気ない、気をつけていないと見落としそうな花に対し
心からの感動を表していた。職業柄、園児が興味を引きそうな物事に気を払ってはいるだろうが、それでもその感性に感動した。
自分だったらどうだろうか。
何と思ったのだろう。おそらく何の感情もなく通り過ぎるか、もしくは携帯を見てしまっているかもしれない。
何気ない日常に対して、それだけ感動することができる人は美しい。そう思えた瞬間だった。
次に園児の言葉だ。
まさか例えがシャインマスカットだなんて。日頃から食卓の上にはフルーツバスケットが並んでいるに違いない。じゃないとふとした瞬間に出てこないだろう。
私の住んでいる地域は、一般的にいう高級住宅街ではあるが、改めて自分が一人暮らしとして選んだ地は世間でのいわゆる成功者たちの集まる場所なんだ。そう思った。
一瞬の出来事ではあったが、
先生の言葉にほっこりとし、園児の言葉に驚かされた出来事出会った。
たまにはイヤホンを外して、日常の何気ない生活にフォーカスするのは必要で、
心を癒してくれると感じた。
花を眺める2人の心は、そこに咲く花よりも美しく、
まさに花より団子だった。