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監督■阪本順治
主演■江口洋介
宮崎あおい
■ストーリー■
日本新聞社バンコク支局で、幼児人身売買を取材する記者、南部は、日本人の子供がタイで心臓の移植手術を受けるという情報を得る。
知人に金を握らせ、臓器密売の元仲介者に接触した南部は、提供者の幼児は、生きたまま臓器をえぐり取られるという衝撃の事実を知る。
取材を続ける南部は、ボランティアの少女、恵子と知り合う。純粋すぎてすぐ感情的になる恵子に苛立つ南部だが、善悪に対する感覚が麻痺している自分を恥じてもいた。
これを見てから結構経つんですが色々と考えました。
原作は知っていましたので映画を見てそんなに驚くことはなかったのですが、何でしょう…。
生きたまま臓器を移植されるんですよ。
これって事実なんでしょうか。
あくまでノンフィクションってことなんでしょうが、実際もあると聞きました。
心臓取られたら、死んじゃいますよね?
まるで提供者の子供よりも移植される側の子どもの方が価値があると言わんばかり。
子供…人間に価値を付けるとすれば色々評価する点はあるでしょうが、命の価値は皆平等なはずですよね?
今回の作品では日本の裕福な家庭の息子に提供する、という設定でしたが、
その母親に宮崎あおいが言ったことは正解です。
自分の息子が心臓病で移植を受けなければ死ぬ、という事実とそのためにタイの子供が殺される、という事実は全く別のこととして考えなければならないので、恵子の言うことは正しいのです。
でも私がもし母親でもそうしてしまう。
それしか助ける方法がなければ、人を殺してでも自分の子供を助けたいと思ってしまう。
それが黒い光とわかっていてもそれにしがみついてしまうかもしれない。
でもその感情とタイの子供とは全くの無関係。
難し…くはないですよね。普通に考えればそうなんですよね。
そして色々ひとに考えさせてこの映画は終わりますが、結局移植したんですよね?
私はその後の(移植後の)男の子と、両親の表情は絶対に出すべきだと思いました。
こんな国家問題…いや、世界の問題に発展しつつある出来事を新聞記者ひとりの背景で片付けてほしくなかった。
幼児性愛や虐待は普通じゃないもの。
異常だもの。
いくらその人間が罪の意識に苛まれたとしたって、その対象となった子供の傷は一生消えない。
自殺?そんなきれいごとで済まされない。
「現実を撮る。そして記事にして伝える。」
とそこまで言い切るのなら、最後まできちんと撮るべきだ。
罪とひとりの命を背負って生きる姿を。
目の前のひとりを助けるために命を投げ出すひとがいて、世界の大勢の人間を助けたいために計算している人間がいる。
どっちも正しいけれど、すべての人間が目の前のひとを助けられればそれが究極の理想。
総合評価(10点満点中)★★
この映画に出演した子供はどういう思いで演技したり涙したりしていたのだろう。
映画としての評価よりもこの現実を見ておいた方がいいかもしれません。
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