小さな図書館が好きだ。

 

週末の午前、散歩がてら近所の図書館へ向かう。

 

畑の真ん中を歩く。

チュンチュンというさえずりがどこから聞こえてくるのか

目をこらすと茶色い影がたくさん動く。

いつも思うことだが、すずめは思ったよりたくさん草むらに潜んでいる。

いや、潜んでいるわけではないが。

 

そんなどうでもよい事を考えながら図書館に向かう時間も好きだ。

 

図書館につくと借りていた本をカウンターに返し、

いつもの新書版小説が並ぶ棚の前へ一直線。

 

棚に並ぶ背表紙を、左から右へと視線を走らせる。

 

3巻まで読んだシリーズは、もう少し休憩しよう。

好きな作家さんの別ジャンルの本に挑戦しようか、今日はやめておこう。

ホラー系か、旅行ご当地系、はたまたご飯ものか・・・

 

やっぱり本を選んでいる時間が一番わくわくする時間ではなかろうか。

 

借りた本を袋につめて来た道を家へと急ぐ。

 

わくわくを用意して週末の始まりだ。