(さかいマルシェ用の看板作成中)
前回の投稿からあっという間に一ヶ月が過ぎてしまいました。
【背骨・骨盤の歪みと『めまい』の関係】のその後の記事が気になっていた皆様、大変お待たせいたしましたm(_ _)m
『私たちは自分の意思で自由に動ける』
『そのためには平衡に関わる情報を脳で計算し処理し続けなければならない』
『この処理が追いつかなくなった時にめまいの症状が現れる』
というところまでお話しました。
今回は背骨・骨盤の歪みがめまいにつながるメカニズムについて触れていきます。
原因①
【背骨・骨盤の歪みによる、平衡に関する情報量の増加】
“気をつけ”の姿勢で立ったとき、あなたはピタッと静止することができますか?
おそらく難しいのではないでしょうか。
どんなに静止しようと気をつけても、からだは一定の範囲で揺れ動きます。目を瞑ると揺れ動きはさらに顕著になります。
この揺れ動きの中でバランスを取っていられるのも小脳の働きによるものです。背骨や骨盤の歪みによって揺れ動きが大きくなると、平衡に関する情報量が増え小脳に負担をかけることになります。
原因②
【栄養・酸素不足による、小脳の情報処理能力の低下】
小脳が活動するためには栄養・酸素が必要です。背骨・骨盤の歪みは脳に供給される血液の血管内の抵抗を増加させます。
つまり血液が流れにくくなるわけです。この状況は脳への血流量の減少を引き起こします。
(補足:何とか脳が必要としている血液量を確保しようと、身体が対応した結果高血圧が起こります。流れにくくなった血液を、血圧を高めることで流そうとするのです。現代医療では高血圧の9割方は原因不明とされていますが、上記の事が原因のひとつになっていると考えられます。)
血液不足により小脳の情報処理能力が落ちたとき、めまいが起こると考えられます。
原因③
【脳のうつ熱による、小脳の情報処理能力の低下】
脳は常に膨大な量の情報処理を行っています。そのため大量の熱が発生するため、身体にはこの熱を冷却するシステムが二つ備わっています。
脳の冷却システム① 【血液循環】
呼吸によって血液は酸素を取り込みます。それと同時に熱を外に捨てることで冷やされているのです。冷やされた血液は真っ先に脳へ供給され、脳の熱を奪います。
脳の冷却システム② 【鼻呼吸】
鼻の奥と脳は組織を介して隣接しています。鼻から吸った冷たい空気が鼻の奥に当たることで、脳は冷やされるのです。
風邪や花粉症などで鼻がつまると、頭がボーッとしたり、思考力が鈍ることがあります。これは鼻呼吸による脳の冷却システムが機能せず、うつ熱したために情報処理が追いつかなくなった結果と考えられます。
また、うつ熱するということは代謝の増加を意味します。通常の代謝に比べ栄養と酸素の必要量が増えるため、不足が生じ情報処理の低下を招くと考えられます。
これらのことが背骨や骨盤の歪みによってめまいが起こる原因と考えられます。原因が背骨や骨盤にある場合、施術によって改善することが期待できます。
めまいの原因は背骨や骨盤の歪み意外にもいろいろ考えられます。根本的な解決のためにはまず原因をはっきりさせることが大切です。
武蔵境の骨盤整体&オイルリンパトリートメント~morinoie~
骨盤整体師 大貫