〈はじめての方!一箱古本市に箱主?店主?として出店者参加してみませんか?〉

まぁ、以下の文は、一箱古本市に箱主?店主?として出店者参加したことのない方に、ぜひ飛び込んじゃってください!と働きかけている文なので、必ずしも、杜の一箱古本市でなくても、どこの古本市でもよろしいのです。


〈筆者の出店者参加経験〉

筆者は、成田市で喫茶と本スローダウンというマイクロ喫茶店をやっているのですが、やり始めた頃に数回出ました。

最初は佐倉の新町通りでした。

私は航空ファンなので、そこを推してみたくて、航空ジャーナルとか、航空雑誌のバックナンバーを持っていきました。

皆さん素通りでした。 

ズッコケました。スベリました。

航空ファンは鉄道ファンに比較すると人数が少ない。

そして、空港そばならともかく、佐倉の新町通りに古本を探しに来た人に、航空ファンはいなかった。

悲しかった。

帰りの荷物が重かったです。

次こそは…そんな思いがわきました。


次の記憶は同じく、新町通り。

今回はとにかく売りたい。持ってきた本無くしたい。

本の価値のわからないド素人なので、ノンジャンルで、単になんか自分の興味がわかないけど、良さそうな本を持っていきました。

とにかく売りたいので、オール100円。

他の目利きの出店者の方が見逃すわけがありません。「この値段で良いの?」という声を聴きながら、あっという間に完売。

うれしかった!と、同時に「値付けの失敗」という後悔が…


そう、1回目は、一箱古本市でなく、航空ジャンク市であれば、来るお客さんは航空ファンに決まっているので、ジャンルをしぼる甲斐があったかもしれない。しかし、特定のジャンルに絞っていない一箱古本市では、来店客はいろんな動機を持って訪れる…いや、動機すら持たず訪れているかもしれない。

一歩間違えば自爆覚悟でジャンルを絞るか。

もしくはノージャンルで行くか?



2回目は「値付けの失敗」

もちろん買う方は安ければ嬉しいのですが、売る方だってそうは言っても、電車賃や、ガソリン代や昼御飯代くらいは出したい。

私みたいにオール100円だと売れる確率は高まるけれど、それじゃぁ必要経費すら出ない。

そのあたりをどのあたりで落としておくのか?悩む。


<お店屋さんごっこができる。>

まさに上記は「あなた次第」なわけです。

いやこれ、フリマやオークション、個人事業でもやっておられない限りお店屋さんを大人がやることはないわけでして。

自分の裁量で商品(ま、手元にある本など、ですけど。。)を選び、値付けして、並べ、お客さんを待ち、自分のブースに来てくれたお客さんに、「この本はこんな魅力が」とセールストークなんてしちゃったりして、売れたりなんかしたら、いや、まじめにうれしいんですよ。

満ちよ!承認欲求!という感じですかね。

 

 〈「お店屋さんごっこ」これは魔物です。底なし沼です。〉

 私は凝り性ではないので、路面にビニールクロスを敷いて、本をベタに並べて、段ボールで屋号を書いておいても全然平気なのです。

ですが、お店屋さんごっこなので、そう、それゆえに凝る出店者さんは凝るのです。

 

私の見た凝り性な方

〇私のように段ボールに屋号ではなく、おしゃれな木のボードで作ってくる。本棚さえも持ってくる。

〇本に挟まれている短冊状の紙『売上スリップ』を自作してしまう。

〇販売時に本の自作カバーをつける。

〇袋とじ本に仕立てる。

〇買ってくれた人に様々なオマケをつける。自作のzineとか、自作のしおりとか、絵

とか。古本販売と同じくらいの比重でzineとかしおりとか絵を売る。なんなら作りながら描きながら売る。


承認欲求は尽きる事なく膨らみます。

宇宙を呑み込め!承認欲求!


色々書きましたが、出店者参加は、まぁ何かと楽しめます!是非あなたも飛び込んでみてください。老若男女の出店者参加をお待ちしております!