こんにちは。
森のしずくmarikoです。


ここに記していることは紛れもない事実です。
医療を否定しているわけでは決してありません。


このたび母が死にかけました。
そして奇跡的に自力で命を取り止めました。


主治医にも、ハッキリ「死にます」と断言され、親戚も呼び、誰もが死を覚悟しました。

が、病院で出来る限りの自然療法を駆使し、
家族も一丸となったのも影響したのでしょう。

致命的と言われてた病を、
治療もせず自力で完治させました。

糖尿病Ⅰ型の母には効かないだろうと
言われていた抗生剤も、
幸いにも効いたようでこちらにも感謝です。


今回のことで、今まで正しいとされてきたことがそうではなかったことがわかったり、
薬の副作用の恐ろしさ等を目の当たりに
しました。

よかれと思って投与し続けてきた薬が、
逆に悪さをしていたことも明らかになりました。

母が命を張って色々なことを教えてくれました。


医療で救われる命もたくさんあるけど、
その逆もあるかもしれない…と感じました。


治療もその人に合った治療をしないと
とんでもないことになりかねない。

医学がすべてとは限らないし、
自然療法は医学の先にある、
越えていくものだと痛感した出来事でした。


医学が必要な時も勿論あるし否定もしません。

ただ、すべて医者任せではなく、
統計だけでもなくて、調べたり納得したりして、
ちゃんと選択して、イイトコ取りをしたい
ということです。

その人の性質や体質、なにを求めているか(延命してまで生きたいか等)もとても大切です。


認知症の薬については、
母の場合は逆に薬の副作用で
おかしなことになっていたことが
薬をやめたことで明らかになりました。

勿論これも人にもよると思いますが、
母には薬がまったく合っていませんでした。

攻撃性や暴言、鬱症状、強い倦怠感、失禁等…、
本人も家族も苦しい日々でした。

でも、このたび認知症の薬を一切やめたことで
これらの症状が和らいでいきました。

薬の効果を調べたら、
上に書いたこれらの症状を軽減させる
ということでした。
が、母はこれらの症状がもろ出てました。

失禁も、今ではトイレに行く意欲が出てきて、
車イスで介助されながら行けるようになりました。

口から出る言葉も、
人相までもがすごく穏やかに変わり、
昔の母を取り戻しました。

薬を投与している頃はいつも
「早く死にたい!」と叫んでいました。

人相まで変わり、
いつも眉間にシワを寄せて
とても鋭くなっていました。

もう昔の母はいないんだ…、と思っていました。

今ではポジティブな言葉しか出てきません。
「死にたい」とか、そんなことを言っていた
記憶すら本人ないようです。


認知症に対して、
私たち家族は根本的な考えが変わりました。

もう認知症なんてどうでもいい。
生きてさえいればそれでいい。

認知症を抑えようとしたり、
どうにかすることを一切やめました。

そのままの母を受け入れようと
家族皆一致したのです。

不思議なことに、
そう感じたと同時に認知症の薬の投与が
ストップしました。
さすがに病院側としても
副作用の方が強く出ているのを感じ取ったよう。

認知症の薬から解放され、
家族からありのままを受け入れられた母は
とても穏やかで可愛くて、毎日すごく幸せそう。


『この治療をしないと死にます』
と医者に言われたら、ほとんどの人がサインを
してしまうのではないでしょうか?

お医者様側はそれを言わなければならないこと
もわかります。
変に期待を持たせるよりはいいと思うので。


うちは延命治療を避けて、
本人の生きる力を信じたまでです。

何が正解なのかはわかりません。
正解は人の数だけあるのだと思います。

命について、生きることについて、
とても考えさせられた貴重な経験でした。


長く生きればいいってものではない。


『どう生きたか』


ここを大事なしたいなと。


先日、小林真央さんも亡くなられました。
確かに早い死ではあったけど、中身の濃い、
とても幸せな人生だったのがうかがえました。


母の死を目の前に、生まれて初めて
本当の意味で感謝の念が湧きました。


生きて欲しいというよりも、
『ありがとう』の気持ちで、
ただひたすらマッサージをしていました。

長時間マッサージし続けても
不思議とまったく疲れませんでした。
不思議な循環を感じました。

マッサージすると私の気持ちが楽になりました。
初めての心からの親孝行と言えます。

親孝行をするチャンスを与えてくれた母に
心の中で感謝しました。


いつまでも親は元気とは限らない。

できる時にできる事をする。

そうすることで、何より自分が救われるんだと
強く感じました。


看護師さんたちも本当によくしてくれて、
感謝で一杯です。
私も一人一人に寄り添う仕事をさせて
もらっているので、
一人一人に親身になって、
心から寄り添うことの大切さを
改めて思い知らされました。


この貴重な体験を今後にどう活かして行くか、
ゆっくり考えていきたいです。

一人でも助かる命があるのなら、
気持ちが少しでも楽になるのなら、
私は命を懸けて全力でサポートさせて
いただくことをここに誓います。

この経験がいつか誰かのお役に立ちますように…。


姉がこれまでの一連をブログに詳しく
記録しています。

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