いつのころからか、取引先ごとにマニュアルを作るようになった。
最初は企業ごとだったものが、次第に案件ごとに細分化されていった。

 

同じ企業が作成した文章でも、CATを使うかどうかによって作業プロセスが大きく異なる――少なくとも、私はそう感じている。

 

たとえば、株主総会招集通知のようにパターン化されているものであっても、間に入る翻訳会社次第でプロセスは変わる。

 

先月から新しいパターンの案件が始まった。

これまでに2件取り組み、自分の作業を振り返ってマニュアルにしたが、

反省点がいろいろあった。

正直に言えば、作業中にも「ここは失敗だったな」と思う場面があった。

解決策も何となく見えているから記録は残した。

3回目があったら、反省点を生かしてさらにブラッシュアップされた完成品を作れそう。

 

すでに使わなくなったマニュアルもある。

でも、捨てないし、消さない。これまでの仕事の集大成だと思っているから。

新規案件がきても臆することなく取り組めるのは、マニュアルのおかげだと思っている。

自分に無理のないパターンを思い起こして、自信を持って取り組めるからだ。