私は昔、
朝が起きられなかった。
もともと起きるのが苦手だったが、
それでも
家を出るまでには起きて
寝ぼけている私に
親が身支度をしてくれた。
間に合わない時は
車で送ってもらうこともあった。
小学校5年生になった頃から
登校時間に間に合わないことが
多くなった。
遅刻が増え、
休む日も。
不登校ぎみな生活になっていった。
この頃、
母は、私を起こすのに必死で
起きない私にいろんな手を使った。
くすぐる、時には殴る。
起きない私に
罵倒を繰り返す。
泣きながら辞めてと言う私。
それでも
私の将来が心配だったのか
「こんな生活してたら
進学出来なくなって人生終わるよ」
毎日言われ続けた。
こんな生活を自力で治すことが出来ない。
つまり私の人生は終わったのだと
強く思うようになり、
死ぬ事を考えるようになった。
母からは罵倒され殴られ、
姉や父からは顔を見ると
「また学校に行かなかったの?」と嫌味のように言われ、
祖母には無視された。
死ぬしかない。
それでも死ぬのが怖くて死ねなかった。
未だに
母への恐怖は残っている。
仕事を休んだ日とか
体調が悪くて娘を母に預かってもらった日など、
家事でスーパーに行くことは出来るけど、
娯楽で本屋に行くことには
ひどい罪悪感を覚える。
行ったとしても
母にバレてはいけない。
そんな風に思う。
きっともうそんなひどいことも
言わないとわかっているのだけど、
あの頃の強烈な記憶は
私の性格の土台になってしまっている。
娘の発達のことで
ネットの記事や本を読んでいると、
小さい頃のストレス(虐待など)で
脳の発達に影響が出てしまうらしい。
今の私は
影響出てるの?
今更
親のせいにするつもりはない。
だけど、
あの頃が原因で
今に影響が出ているなら
知りたいし、
治らないの?