皆さんこんばんは。
12/16(金)~18日(日)の3日間、福岡スクーリングを受けてきました。
受けたのは総合特講で、古代日本の土地経営をテーマにした授業でした。
1.講義内容…
史料が多く現存する東大寺領荘園にスポットを当てて「8世紀の奈良時代の土地管理制度がどんなものだったのか?」を生の古文書を使って読み解いていく、というものです。
2.講義の流れ…
初日は、まずは古代土地制度の基礎の理解から始まり、2、3日目に実際の古文書を見ながら当時の土地経営がどうなっていたか、を学んでいきました。
先生が古文書を読んでからその意味を解説するという形式でしたが、難解な古文書の内容を、現代風に言い換えながら面白可笑しく解説してくださったので、理解しやすく面白かったです。
最終日の試験は、授業の内容をきちんと聞いて事前にポイント整理しておけば十分対応できると思いました。
3.感想…
この時代に、既に戸籍制度と土地管理制度があったというのが驚きです。
特に東大寺領初期荘園はきちんと土地を区画整理して管理されていて、その事実が奇跡的に消失を免れた古文書によって1,300年の時を超えて今に伝わっていることに、ロマンを感じずにはいられませんでした。(世界史の奇跡と呼ばれてるそうです。)
また、『歴史学は過去のことを合理的に分析・解釈する力を身に付ける学問』である旨を仰っていました。
物事を考えぬく力、読解する力、説明する力を身に付ける、というのは私の大学入学動機の一つでもあります。
初心を改めて思い出しまして、気持ちを新たにしたスクーリングとなりました。
※博多駅前のイルミネーションです。