moribermokoのブログ

妹(*1)よ。これがあなたへの最後の手紙です。私は恥ずべき死刑の判決を受けたわけではありません。死刑は犯罪人にとってのみ恥ずべきものであるでしょう。あなたの兄上に会いに行くようにとの判決なのです。

あの方と同じく無実の私は、最後の時に際しても、あの方と同じくしっかりとした態度でいられると思います。良心の咎めがないので、私は平静な気持ちです。あわれな子供達を残していくことだけが心残りです。この気持ちを判って頂けるでしょうか。
私が生きてこられたのは、あの子達と優しく親切なあなたがいらっしゃったからです。友情からとはいえ、私達と一緒にいるために何もかも犠牲にしてくださったあなたを、私はなんという状態の中に残していかなければならないのでしょう。
裁判の口頭弁論の時に判ったのですが、娘はあなたから引き離されてしまったのですね。ああ、なんという可哀相な子供なのでしょう!あの子に手紙を書く気力もありません。書いても届かないでしょうし、この手紙でさえ、あなたに届くかどうか判らないのです。


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