想い出に、手をつなぐ
昨夜、『夕暮れに、手をつなぐ』をみた。その中で広瀬すずちゃん演じる空豆がドレスを夢中になって描いてるシーンがすごく印象に残った。あー…私も夢中になって絵や物語を描いていたなと。・・・・子供の頃、多分5歳くらい。初めて物語を描いた。文章と絵を描いて絵本作家になったような気分で。内容はマジで暗い…。確か女の子が寝てたら強盗に襲われて包丁で刺されて天国に逝く話。いやいや、5歳児がとんだサイコパスだ。書いておきながら怖くなって見つからないように隠した。けど、母に見つかり「ヤバい…怒られる…」と冷や汗かいていたら何故か褒められたなんでだよ笑小学生の時は帰宅するなり、ノートを開いて文章を綴った。自由学習の宿題は小説を書いてみた。どんな話だったかはもう覚えていない。ただ楽しくてノートにずっと書き殴っていた。授業で物語を書いてみようというのがあってその時も夢中になってひたすら書いて「物語が終わらないよー」と言ったら同級生に「そんなの終わらせればいいだけでしょ?」と言われたけど…なんというか物語の中のひとが勝手に動き回って止まらないという感覚があった。これってみんなそうだと思っていたから同級生の言葉にびっくりした。『あれ?私って変?』大人になってからジブリの宮崎駿が似たようなことを言ってるのを知った。・・・・クリエイターとか芸術家ってそんな感覚を持ってる人が多いのかな?想像力?空想力?妄想力?それが強くて物語がひとり歩きしていくようなそんな感覚に陥る。その力が自分の世界に結界を張って守ってくれているような気さえする。言葉を綴るそこに底知れないパワーを感じる。【言霊】って口から発することにだけでなく書くことでも力を発揮するのかな?ドラマの話からだいぶ脱線してるけど懐かしい想い出に再会して心が澄んだ気がした。そんな水曜日の朝。