みなさん、こんにちは。参議院議員の森まさこです。

本日は2月6日に福島で行った

原発視察についてお話ししたいと思います。
2011年の事故後、

ほぼ毎年(コロナ禍での見学中止期間を除く)

視察を行っており、

視察を行うのも今年で13年目となりました。


 写真は、水素爆発により壊れて現在修理中の

1号機から4号機の原子炉建屋の前にて。

今回の視察には森まさこ事務所にて3ヶ月間の研修中の

米国連邦危機管理庁(FEMA)の災害担当者

マイケル・リー氏及び

マンスフィールド財団からの研修生である

米国海軍のトニー・レイノルズ氏ほか2名、

秘書や学生インターンOBなどが同行しました。

現場視察の前に所長はじめ職員の方々から

説明を受けました。次の写真は説明を受けている様子です。
事故当時の設備状況、福島第一原子力発電所の現状、

原子炉建屋各号機の進捗状況、

現在目標としている中長期実行プランなどについて

資料などを踏まえながら説明を受けました。
多核種除去設備(ALPS)によるALPS処理水についても

説明をいただきました。

ALPS処理水の性質、分析方法、保管方法、

ALPS処理水の処分に対する東電の考え方、

そしてこれからの見通しなどについて

実際のサンプルなどを通して改めて確認を行いました。



その後原子力発電所内の施設を視察いたしました。
主に原子炉建屋1〜4号機の現状や各施設の運営状態、

海洋放出設備の全体像、安全性などについても

視察を行いました。
特にALPS処理水の海洋放出については

安全性の確保はもちろん、地元への風評被害最小化の

側面からも考える必要があるため、

適切な設備状態の継続、

詳細かつ透明性のある環境モニタリングの実施、

外部への正確な情報発信、

指導方法の徹底などが求められています。


今回の視察では、私から改めて

原子力発電所での作業の安心、安全性の徹底を

呼びかけさせていただきました。
事故当時の状況よりも放射性物質の影響が減り、

原発施設のほとんどで一般作業服による作業が可能であり、

事故から13年が経過し

新たな従業員も増えてきていると考えます。
改めて施設内機器の適切な取扱い方法の確認、

原発内での規則の認知を徹底し、

従業員の安全性を確保することで

原発施設全体としての安全性、信頼性の確保に

つながることが期待されます。
視察を経て、

廃炉作業は地道ながらも少しずつ進んでいるという事実や

今後20年、30年と続けていかなければならないということも

改めて確認することができました。

長期的な作業ではありますが、とにかく地域にも安全に、

廃炉作業を進めていただきたいです。
福島県復興に向けた決意がさらに強固に胸に刻まれた、

有意義かつ学び多き視察となりました。
今後とも、原発視察を継続し、

福島県の復興のために尽力して参ります。