2016年も既に16日が過ぎた……残り350日‼︎
数多くCMに出演してるタレントと人気急上昇中のバンドのボーカルとの不倫があったり、解散した有名バンドが復活したり、世界的に有名なアーティストが帰らぬ人となったり、かねてから付き合ってると噂にあった元総理の孫のミュージシャンと人気女優とが入籍したり、そして国民的アイドルユニットの解散騒動が起こったり……と世間的には振り返るにもう既に十分なくらい色々な1年であるらしい(笑)(詳しくはコチラ)。
しかし、ワタクシ「もりくま」的にはまだ何も始まってはいない!
……というのも、1月16日に至るまで未だ誰のライブも見に行ってはいなかったのだ。
いつ誰のライブを見に行くか、というのは演者さんのスケジュールの都合もあるので、1年で最初に見にいくライブが何日になるのは自分の都合で決められるものではない。
ただ、例年だと1月三連休辺りに誰かしらのイベントがありそれに出掛けてることが多いので、遅くともその辺りには初ライブを見に行くことができる……というか、今年もホントはそのはずでチケットも買ってたんだけど。
それにも関わらず、今年初ライブがそれにならなかった事情については色々あって……という事ぐらいしかここでは言えないけど、こういう時って名古屋からだと遠いよね、と思う(しばらく顔出せないよな……)。
という事で、2016年今年の初めて見に行ったライブは、4ヶ月近く前にチケットを購入していたライブではなく、今年に入ってから突然決まったライブになった。
こういうのも運命のいたずらというのだろうか……。
※
※
降り立ったのは、東京メトロ丸の内線南阿佐ケ谷駅。
そして少し急いだ気持ちで地上に上がる。
外はもう暗い……1月だから、という理由ではなく、たとえ夏でももう暗くなっている時間である。
つまり、既にイベントは始まっている。
ただ、お目当の方の出番には間に合うはずだという事は分かってはいるのだが、それでも実際中に入って確認しないと落ち着かない。
歩いてもそんなに時間の掛からない場所に、これから見に行くライブハウスがある。
やって来たのが、あさがやドラム。
これから歌を聴く方がきっかけで足を運ぶようになったハコ、というか彼女以外の目的で来た事は恐らくないはず。
何度も足を運んでいるし、最近も年に一回ぐらいのペースでは来ているのだが、今回見に行くイベントはちょっと(……どころか、実際はかなり)久しぶり。
どんなイベントかというと……
という訳で、今年初めて見るライブは愛甲ミカさんのライブ!
彼女自身もこれが初ライブになる。
先ほども書いたように誰のライブが初ライブになるかは自分では完全にコントロールできなかったりもするけど、結果的にであれ、やっぱり1番の人が最初に来るのは気持的にもスッキリする(^O^)。
ここ数年ミカさんのライブ初めは遅めなことが多く、昨年12月の段階でも春に何かしらイベントを開催するとして、その前にもしかしたら何かしらあるかも……という感じで、1月にライブするなんてお互いに想定外だったのだが、今年に入って突然依頼されたみたいで……(^_^;)。
先程、会場であるあさがやドラムはミカさんがきっかけで見に行くようになったと書いたが、裏を返せばそれだけミカさんがこちらの会場に数多く出演してきていたとも言える(……というか、今でも一番回数が多い?)。
ただ、2011年の9月にミカさんがライブ活動を一区切りしてしばらく活動休止されたのがきっかけになるのか、レコ発だったりの彼女が企画するイベントではこちらの会場を使う事はあっても、他の歌手さんとも共演するブッキングライブに出演する事は途絶えていた。
それが今回再び……ということになるのだが、「3年振りくらいとか言ってたけど、実際は5年8ヶ月ぶりだったそうで…嘘つきました((((;゚Д゚)))))))そんなに前なのか…そうか…」とミカさんは仰っているが(ツイッターでのツイートより)、自分が調べてみたら最後に出演したのが2011年8月20日みたいだから(→ミカさんのブログの記事「20日のライブ」)、正確には4年6ヶ月ぶりになるのではないかと……いずれにせよ随分久しぶりになるのは間違いない。
その4年6カ月ぶり前のライブも今回と同じ「Happy Hoiday! Vocals」というイベントで、この会場で月に一回定期的に開催されているもの。
持ち時間が 長めで……と言っても30分だけど、ミカさんが当時ここの会場に出演する時はこのイベントが多かったと思う。
会場のサイト内の説明によると、
ただ、過去に見た時の経験を踏まえると、アイドル系やアニソンカバー系の出演者が多い中でも30分という時間を飽きることなく最後まで見て楽しめる方が多く、それが他のライブハウスの個性にもなってるとも言えるかもしれない。
そういう意味で、あさがやドラムでの久しぶりのブッキングライブについて、見に行く自分も少し楽しみにしていたのだった。
今回の出演者はミカさんを含めて5組。
そのうち、3組目の水地こはるさんは何度も見ている。とは言っても、今回のようにミカさんと共演しているのを見ていることがほとんどなので、最後に見たのは随分前になるけど。
他は今回初めて見る方になる。
自分は遅れて会場に来たので、見ることができたのは2組目の方の途中から。
ピアノサポートで歌っていて、歌は上手いとは思ったけど、残るものが何もなかった……いろんな意味でなんでここで歌ってるのか理解に苦しむ。
3組目の水地こはるさんは自称妖精さん(笑)。
そのコンセプトに合わせて、いろいろなカバー曲を中心にステージを構成してる。オリジナル曲も沢山あるがライブではあまりやらないみたい。ただ、毎回毎回構成が違っているので、新鮮と言えば新鮮だし独自性も出てるので見ていて飽きない。
……いうのが過去に見ていたときの印象で、久しぶりに見ても、それは変わらない。あぁ、こういう感じが水地こはるさんだよね~、と思い出される内容。
ずっと見てると何年か前と比べて変わった所も感じるのかもしれないが、自分には大きく括ると変わってないなぁ……と(^_^;)。それは立場の違いによるかもしれず、ミカさんについても何年かぶりの人から見れば変わってないなぁと感じるかもしれないし……。
5組目の金色色さんは沖縄出身の方だそうで、沖縄民謡とかそっち系の曲を歌ってたけど、良い印象が残ったのは最後の方で歌った、沖縄とか関係ない2曲。
沖縄出身だから沖縄に関係ある曲を歌うって、本人からすると自己紹介に適してると思うのかもしれないが、聴く側からすると、またかよ、と思うくらい安直に感じるので、やるならやるで相当の自信を持ってやってほしいものだと思った。
というのが、共演された方の感想になる。
今まで自分があさがやドラムで見る時はアイドル系やアニソンカバー系の方のステージを見ることがほとんどだったけど、今回はそうとは限らない方出てきて個人的にはちょっと違和感もあった。
歌自体は上手ではあったが、その一方で個性が弱いようにも思う。
ただ、こういう感じなら、またミカさんが出演するというのも良いんじゃないかな、とも……。
※
そして、4組目の愛甲ミカさんのステージは、というと……
まず、セットリストは以下の通り。
1.SORA
2.優しい友達 (とんがり帽子のメモル)
3.君をのせて (天空の城ラピュタ)
4.いつも
5.三日月の音
6.ロックリバーへ (あらいぐまラスカル)
今回は全6曲、オリジナル3曲(1.と4.と5.)にカバー3曲(2.と3.と6.)の組み合わせになる……非常にシンプルな構成と言えるかな?(^_^;)
シンプルと言うのは、ミカさんの場合限られた時間で曲数を増やす方法として(……って、それだけの理由ではないかとも思うが)アニソンなどのカバーをメドレーで歌う事もあったりするのに対し今回はそれがなかったという意味で。まぁ、突然出演が決まったライブなので、メドレーを準備する余裕もなかったかもしれないが(^_^;)。
また、オリジナル3曲にカバー3曲、という配分は最近のミカさんのライブからするとふつーかなとも思うが、長い視点で、それこそ最後にここのブッキングライブに出てた頃と比べると、オリジナル曲の比重が量的にも質的にも増えてきている。オリジナル曲もカバー曲も……と言うのは、ミカさんのライブではずっと変わらない特徴だが、自分で曲も作りようになり、それに自信を持ち曲を増やしてきた結果だと思う。
やろうと思えば全曲オリジナルのライブもできだろうし、実際そうだった事もあったが、懐かしのアニソンでなくても選んだ曲はどれもミカさんの持ち味を出して歌っているし、何を歌うのか?という楽しみもあるので、基本的にこういう配分で自分は満足してる(^O^)。
個々の曲について書くと、最初の曲が去年リリースされたCDに収録されている「SORA」。
始まりに相応しい感じながら、意外とオープニングで歌われる事が少ないかも、と思っていたが、新年一発目のライブには……という予想通りにこの曲が♪!(^O^)
昨年末のライブで聴いたピアノ演奏で歌った時もシンプルな感じが良かったが、今回のオケの場合だと曲のスケールの大きさがミカさんの歌を引き出してくれるので安心して楽しめる。
ちょっと、おやっという所もあり、それが珍しいのでミカさんの場合印象にも残ったりするけど、実はこの曲では2度目なのでさらに珍しく……そういう揺れがあると言うのは、良い意味でのまだこれから伸びていくのを楽しめるのかも(^_^;)。
次は2曲続けてカバー曲。愛甲ミカさんと言えば……な、懐かしいアニメソングとなる。
2曲目の「優しい友達」は、「とんがり帽子のメモル」という1984年3月から1985年3月まで放映されたテレビアニメのエンディング曲。アニメ自体は決して有名ではないが、現在プリキュアシリーズが放映されている日曜午前8時30分~の枠の最初のアニメになる。という事なので、どちらかと言うと少女向けの内容なんだが、結構好きで見ていた思い出がある。
そんな思い出を思い出させてくれたのが、まだ出逢ってからそんなに経ってない頃に聴いたミカさんの歌で、それ以来何度も歌ってくれるので、ミカさんの歌うカバーの中でも特に好きな曲の1つになっている。
この曲はYouTubeにも上がっている。
もう3年近く前のライブで歌ったときのもので、聴きたい時にはいつでも聴けるのだが、やはり目の前で聴ける喜びは断然違うし、新年最初のライブに歌う曲として選んでくれるのはとっても嬉しい\(^o^)/‼︎
ミカさんの歌うYouTube動画だけでなく、聴き比べの意味で山野さと子さんの歌うオリジナルの方も何度も聴いていて(こちらも好き‼︎)違いも感覚的に理解しているつもりだが、今回のミカさんの歌を聴いたら、なんとなくオリジナルに近い印象も感じた。
続いての3曲目は、アニメ映画「天空の城ラピュタ」の主題歌。ちょうど前日にテレビで放映されたので「昨日の今日」という感じだったが、オンエアを知って急遽入れたらしい(^_^;)。
この曲も、名作劇場の曲と並んでライブでは聴く機会も多いが、ミカさんのもう1つの顔(?)とも言える歌のお姉さんの仕事でもよくリクエストされるそうだ。
自分もミカさんの歌でこの曲がインプットされてる感じで、今回聴いて更にそれが強くなったかな?(笑)
そして、今度はオリジナ曲を続けて2曲。オリジナ曲もライブだからこそ聴きたい曲もいろいろあるのだが……(^_^;)。
先に歌った4曲目が「いつも」は1つ前のCDの曲。ミカさんの曲の中ではもっともメッセージ性が強く、1年の最初にこの曲を歌う事で伝えたい事も強く感じる事ができたが、それについてはまた記事の最後にでも。
続く5曲目が「三日月の音」、こちらも昨年リリースされたCDの曲でゆったり落ち着いた子守唄になる。締めくくるにも良い感じの曲なんだけど……
今年の初ライブを締めくくるのに選ばれた曲は、ミカさんと言えば……とも言える、あらいぐまラスカルの「ロックリバーへ」!
去年の締めくくりがこの曲ではなかったので、今年初ライブでは……という事だそうだ。
決していつもこの曲ばかり歌っているわけではないが、それでも去年はライブで聴く割合も高かったようにも思うけど、フルバージョンは久しぶりに聴いたかな?
という事で、突然決まったライブではあったけど、まるで準備されていたかのように今年初ライブに相応しい内容だったかと……来るべき曲が順当に歌われたという感じかな?
そんな中にあって個人的に好きな曲も歌ってもらえるというサプライズもあったので、自分にとっては大満足な選曲だった。
また、ミカさんの歌についてはライブごとで出来が大きくぶれる事なく毎回安心して聴く事ができるけど、今回は特に歌声がキレイに伸びていたようにも感じた。
※
そして、次回のミカさんのライブは?、というと実はもう決まっている。
4/23(土)夜にフルバンドでアニソンを歌いまくるイベントを開催するとの事。場所は今回歌ったあさがやドラムになる。昨年末のライブでやるような話は聞いてはいたが、今回日程と会場も決まり発表された。
ミカさんとバンド、と言えば、歌のお姉さんの活動でどうぶつバンドで歌っているし、個人でのライブ活動でも、アニソンジャズライブなどで歌っていたりもする。
ただ、ミカさんの企画で、となると初めてのことになると思う。MCではバンドでラスカルを歌いたくて企画したと言っていたが、バンドという自分だけではコントロールできるものでない演奏の形態に、どこまで自分の歌を納得いく形で聴いている形に届ける事が出来るのか……ただ、いつもとは違うスタイルで歌いました、というだけで終わるものじゃないことを期待してるし、ミカさんならその辺はしっかり考えてるはずだし、やり易くなるのかやり難くなるかは僕は分からないけど上手くやって良い経験にして欲しいと思う。
4月となると結構先にはなるけど、今からとても楽しみにしている。
※
※
そんな訳で、2016年は愛甲ミカさんのライブから始まった。
今回のライブでも歌った「いつも」の中に
去年も、ミカさんはいろいろと新しい事を始めたり、初めてのところで歌ったりしていて、新しく素敵な景色を数多く見せてくれた。
今年もそんな景色の見える場所にたくさん連れて行ってもらえたら……
正直なところ、今のミカさんのライブ活動はすごく華々しく絶頂にあるとはお世辞にも言えないし、現状の全てが上手くハマってるとも言えないし、応援してるからこそかもしれないけど、これからの事を考えるとこれで良いのかなと思う事も少なくないし……そういうのも踏まえると、この「いつも」という曲の歌詞ってすごく重みを感じて、歌っているミカさんからも強い意志を読み取れたし、自分自身も思いを新たにしたところもある。
大切なモノがずっと続いて欲しいと思っていてもそれが叶わない事はあるし、自分1人の力ではどうにもできない事もあるという事を、去年別の場所で思い知らされた。
楽しみに思う気持ちの反面、大丈夫かなぁと不安に思う気持ちもない訳ではないけど、後悔しないためにも1つ1つの瞬間の景色を大切にしていけたら……結果として、その積み重ねでたくさん幸せな思い出が増えていくと思いたい。
★★For Further Information★★★
愛甲ミカ
愛甲ミカ web site てくてく
てくてく 愛甲ミカのブログ
Twitter @tekutekumika
Youtube tekutekumika
➡︎最新CD『SORA/三日月の音』試聴動画
➡︎『いつも』試聴
★★★★★★★★★★★★★★★
数多くCMに出演してるタレントと人気急上昇中のバンドのボーカルとの不倫があったり、解散した有名バンドが復活したり、世界的に有名なアーティストが帰らぬ人となったり、かねてから付き合ってると噂にあった元総理の孫のミュージシャンと人気女優とが入籍したり、そして国民的アイドルユニットの解散騒動が起こったり……と世間的には振り返るにもう既に十分なくらい色々な1年であるらしい(笑)(詳しくはコチラ)。
しかし、ワタクシ「もりくま」的にはまだ何も始まってはいない!
……というのも、1月16日に至るまで未だ誰のライブも見に行ってはいなかったのだ。
いつ誰のライブを見に行くか、というのは演者さんのスケジュールの都合もあるので、1年で最初に見にいくライブが何日になるのは自分の都合で決められるものではない。
ただ、例年だと1月三連休辺りに誰かしらのイベントがありそれに出掛けてることが多いので、遅くともその辺りには初ライブを見に行くことができる……というか、今年もホントはそのはずでチケットも買ってたんだけど。
それにも関わらず、今年初ライブがそれにならなかった事情については色々あって……という事ぐらいしかここでは言えないけど、こういう時って名古屋からだと遠いよね、と思う(しばらく顔出せないよな……)。
という事で、2016年今年の初めて見に行ったライブは、4ヶ月近く前にチケットを購入していたライブではなく、今年に入ってから突然決まったライブになった。
こういうのも運命のいたずらというのだろうか……。
※
※
降り立ったのは、東京メトロ丸の内線南阿佐ケ谷駅。
そして少し急いだ気持ちで地上に上がる。
外はもう暗い……1月だから、という理由ではなく、たとえ夏でももう暗くなっている時間である。
つまり、既にイベントは始まっている。
ただ、お目当の方の出番には間に合うはずだという事は分かってはいるのだが、それでも実際中に入って確認しないと落ち着かない。
歩いてもそんなに時間の掛からない場所に、これから見に行くライブハウスがある。
やって来たのが、あさがやドラム。
これから歌を聴く方がきっかけで足を運ぶようになったハコ、というか彼女以外の目的で来た事は恐らくないはず。
何度も足を運んでいるし、最近も年に一回ぐらいのペースでは来ているのだが、今回見に行くイベントはちょっと(……どころか、実際はかなり)久しぶり。
どんなイベントかというと……
という訳で、今年初めて見るライブは愛甲ミカさんのライブ!
彼女自身もこれが初ライブになる。
先ほども書いたように誰のライブが初ライブになるかは自分では完全にコントロールできなかったりもするけど、結果的にであれ、やっぱり1番の人が最初に来るのは気持的にもスッキリする(^O^)。
ここ数年ミカさんのライブ初めは遅めなことが多く、昨年12月の段階でも春に何かしらイベントを開催するとして、その前にもしかしたら何かしらあるかも……という感じで、1月にライブするなんてお互いに想定外だったのだが、今年に入って突然依頼されたみたいで……(^_^;)。
先程、会場であるあさがやドラムはミカさんがきっかけで見に行くようになったと書いたが、裏を返せばそれだけミカさんがこちらの会場に数多く出演してきていたとも言える(……というか、今でも一番回数が多い?)。
ただ、2011年の9月にミカさんがライブ活動を一区切りしてしばらく活動休止されたのがきっかけになるのか、レコ発だったりの彼女が企画するイベントではこちらの会場を使う事はあっても、他の歌手さんとも共演するブッキングライブに出演する事は途絶えていた。
それが今回再び……ということになるのだが、「3年振りくらいとか言ってたけど、実際は5年8ヶ月ぶりだったそうで…嘘つきました((((;゚Д゚)))))))そんなに前なのか…そうか…」とミカさんは仰っているが(ツイッターでのツイートより)、自分が調べてみたら最後に出演したのが2011年8月20日みたいだから(→ミカさんのブログの記事「20日のライブ」)、正確には4年6ヶ月ぶりになるのではないかと……いずれにせよ随分久しぶりになるのは間違いない。
その4年6カ月ぶり前のライブも今回と同じ「Happy Hoiday! Vocals」というイベントで、この会場で月に一回定期的に開催されているもの。
持ち時間が 長めで……と言っても30分だけど、ミカさんが当時ここの会場に出演する時はこのイベントが多かったと思う。
会場のサイト内の説明によると、
本格派、実力派のボーカリストが終結!だそうで、「本格派、実力派」とか「高い歌唱力、優れたステージパフォーマンス」、「最高峰のクオリティー」という言葉が踊ってるが、30分ステージは他のライブハウスでは普通の事だし、あくまでここの会場でのイベントや出演者者の中では…という事かなぁとも。
高い歌唱力、優れたステージパフォーマンスで魅せて聞かせるライブです。
数ある女性ボーカル系ライブの中でも、最高峰のクオリティーを誇ります。
あさがやドラムに出演する女性ボーカリストの中には、
このライブに出演することを目標にしている方が、少なくありません。
(Happy Hoiday! Vocals)
ただ、過去に見た時の経験を踏まえると、アイドル系やアニソンカバー系の出演者が多い中でも30分という時間を飽きることなく最後まで見て楽しめる方が多く、それが他のライブハウスの個性にもなってるとも言えるかもしれない。
そういう意味で、あさがやドラムでの久しぶりのブッキングライブについて、見に行く自分も少し楽しみにしていたのだった。
今回の出演者はミカさんを含めて5組。
Happy Holiday! Vocals
2016年01月17日
会場 あさがやドラム
時間 開場18:30/開演19:00start
料金 前売¥3,000/当日¥3,500 +1drink ¥500~
出演:保科まり・YAYOI・水地こはる・愛甲ミカ・金城色 (出演順)
そのうち、3組目の水地こはるさんは何度も見ている。とは言っても、今回のようにミカさんと共演しているのを見ていることがほとんどなので、最後に見たのは随分前になるけど。
他は今回初めて見る方になる。
自分は遅れて会場に来たので、見ることができたのは2組目の方の途中から。
ピアノサポートで歌っていて、歌は上手いとは思ったけど、残るものが何もなかった……いろんな意味でなんでここで歌ってるのか理解に苦しむ。
3組目の水地こはるさんは自称妖精さん(笑)。
そのコンセプトに合わせて、いろいろなカバー曲を中心にステージを構成してる。オリジナル曲も沢山あるがライブではあまりやらないみたい。ただ、毎回毎回構成が違っているので、新鮮と言えば新鮮だし独自性も出てるので見ていて飽きない。
……いうのが過去に見ていたときの印象で、久しぶりに見ても、それは変わらない。あぁ、こういう感じが水地こはるさんだよね~、と思い出される内容。
ずっと見てると何年か前と比べて変わった所も感じるのかもしれないが、自分には大きく括ると変わってないなぁ……と(^_^;)。それは立場の違いによるかもしれず、ミカさんについても何年かぶりの人から見れば変わってないなぁと感じるかもしれないし……。
5組目の金色色さんは沖縄出身の方だそうで、沖縄民謡とかそっち系の曲を歌ってたけど、良い印象が残ったのは最後の方で歌った、沖縄とか関係ない2曲。
沖縄出身だから沖縄に関係ある曲を歌うって、本人からすると自己紹介に適してると思うのかもしれないが、聴く側からすると、またかよ、と思うくらい安直に感じるので、やるならやるで相当の自信を持ってやってほしいものだと思った。
というのが、共演された方の感想になる。
今まで自分があさがやドラムで見る時はアイドル系やアニソンカバー系の方のステージを見ることがほとんどだったけど、今回はそうとは限らない方出てきて個人的にはちょっと違和感もあった。
歌自体は上手ではあったが、その一方で個性が弱いようにも思う。
ただ、こういう感じなら、またミカさんが出演するというのも良いんじゃないかな、とも……。
※
そして、4組目の愛甲ミカさんのステージは、というと……
まず、セットリストは以下の通り。
1.SORA
2.優しい友達 (とんがり帽子のメモル)
3.君をのせて (天空の城ラピュタ)
4.いつも
5.三日月の音
6.ロックリバーへ (あらいぐまラスカル)
今回は全6曲、オリジナル3曲(1.と4.と5.)にカバー3曲(2.と3.と6.)の組み合わせになる……非常にシンプルな構成と言えるかな?(^_^;)
シンプルと言うのは、ミカさんの場合限られた時間で曲数を増やす方法として(……って、それだけの理由ではないかとも思うが)アニソンなどのカバーをメドレーで歌う事もあったりするのに対し今回はそれがなかったという意味で。まぁ、突然出演が決まったライブなので、メドレーを準備する余裕もなかったかもしれないが(^_^;)。
また、オリジナル3曲にカバー3曲、という配分は最近のミカさんのライブからするとふつーかなとも思うが、長い視点で、それこそ最後にここのブッキングライブに出てた頃と比べると、オリジナル曲の比重が量的にも質的にも増えてきている。オリジナル曲もカバー曲も……と言うのは、ミカさんのライブではずっと変わらない特徴だが、自分で曲も作りようになり、それに自信を持ち曲を増やしてきた結果だと思う。
やろうと思えば全曲オリジナルのライブもできだろうし、実際そうだった事もあったが、懐かしのアニソンでなくても選んだ曲はどれもミカさんの持ち味を出して歌っているし、何を歌うのか?という楽しみもあるので、基本的にこういう配分で自分は満足してる(^O^)。
個々の曲について書くと、最初の曲が去年リリースされたCDに収録されている「SORA」。
始まりに相応しい感じながら、意外とオープニングで歌われる事が少ないかも、と思っていたが、新年一発目のライブには……という予想通りにこの曲が♪!(^O^)
昨年末のライブで聴いたピアノ演奏で歌った時もシンプルな感じが良かったが、今回のオケの場合だと曲のスケールの大きさがミカさんの歌を引き出してくれるので安心して楽しめる。
ちょっと、おやっという所もあり、それが珍しいのでミカさんの場合印象にも残ったりするけど、実はこの曲では2度目なのでさらに珍しく……そういう揺れがあると言うのは、良い意味でのまだこれから伸びていくのを楽しめるのかも(^_^;)。
次は2曲続けてカバー曲。愛甲ミカさんと言えば……な、懐かしいアニメソングとなる。
2曲目の「優しい友達」は、「とんがり帽子のメモル」という1984年3月から1985年3月まで放映されたテレビアニメのエンディング曲。アニメ自体は決して有名ではないが、現在プリキュアシリーズが放映されている日曜午前8時30分~の枠の最初のアニメになる。という事なので、どちらかと言うと少女向けの内容なんだが、結構好きで見ていた思い出がある。
そんな思い出を思い出させてくれたのが、まだ出逢ってからそんなに経ってない頃に聴いたミカさんの歌で、それ以来何度も歌ってくれるので、ミカさんの歌うカバーの中でも特に好きな曲の1つになっている。
この曲はYouTubeにも上がっている。
もう3年近く前のライブで歌ったときのもので、聴きたい時にはいつでも聴けるのだが、やはり目の前で聴ける喜びは断然違うし、新年最初のライブに歌う曲として選んでくれるのはとっても嬉しい\(^o^)/‼︎
ミカさんの歌うYouTube動画だけでなく、聴き比べの意味で山野さと子さんの歌うオリジナルの方も何度も聴いていて(こちらも好き‼︎)違いも感覚的に理解しているつもりだが、今回のミカさんの歌を聴いたら、なんとなくオリジナルに近い印象も感じた。
続いての3曲目は、アニメ映画「天空の城ラピュタ」の主題歌。ちょうど前日にテレビで放映されたので「昨日の今日」という感じだったが、オンエアを知って急遽入れたらしい(^_^;)。
この曲も、名作劇場の曲と並んでライブでは聴く機会も多いが、ミカさんのもう1つの顔(?)とも言える歌のお姉さんの仕事でもよくリクエストされるそうだ。
自分もミカさんの歌でこの曲がインプットされてる感じで、今回聴いて更にそれが強くなったかな?(笑)
そして、今度はオリジナ曲を続けて2曲。オリジナ曲もライブだからこそ聴きたい曲もいろいろあるのだが……(^_^;)。
先に歌った4曲目が「いつも」は1つ前のCDの曲。ミカさんの曲の中ではもっともメッセージ性が強く、1年の最初にこの曲を歌う事で伝えたい事も強く感じる事ができたが、それについてはまた記事の最後にでも。
続く5曲目が「三日月の音」、こちらも昨年リリースされたCDの曲でゆったり落ち着いた子守唄になる。締めくくるにも良い感じの曲なんだけど……
今年の初ライブを締めくくるのに選ばれた曲は、ミカさんと言えば……とも言える、あらいぐまラスカルの「ロックリバーへ」!
去年の締めくくりがこの曲ではなかったので、今年初ライブでは……という事だそうだ。
決していつもこの曲ばかり歌っているわけではないが、それでも去年はライブで聴く割合も高かったようにも思うけど、フルバージョンは久しぶりに聴いたかな?
という事で、突然決まったライブではあったけど、まるで準備されていたかのように今年初ライブに相応しい内容だったかと……来るべき曲が順当に歌われたという感じかな?
そんな中にあって個人的に好きな曲も歌ってもらえるというサプライズもあったので、自分にとっては大満足な選曲だった。
また、ミカさんの歌についてはライブごとで出来が大きくぶれる事なく毎回安心して聴く事ができるけど、今回は特に歌声がキレイに伸びていたようにも感じた。
※
そして、次回のミカさんのライブは?、というと実はもう決まっている。
4/23(土)夜にフルバンドでアニソンを歌いまくるイベントを開催するとの事。場所は今回歌ったあさがやドラムになる。昨年末のライブでやるような話は聞いてはいたが、今回日程と会場も決まり発表された。
ミカさんとバンド、と言えば、歌のお姉さんの活動でどうぶつバンドで歌っているし、個人でのライブ活動でも、アニソンジャズライブなどで歌っていたりもする。
ただ、ミカさんの企画で、となると初めてのことになると思う。MCではバンドでラスカルを歌いたくて企画したと言っていたが、バンドという自分だけではコントロールできるものでない演奏の形態に、どこまで自分の歌を納得いく形で聴いている形に届ける事が出来るのか……ただ、いつもとは違うスタイルで歌いました、というだけで終わるものじゃないことを期待してるし、ミカさんならその辺はしっかり考えてるはずだし、やり易くなるのかやり難くなるかは僕は分からないけど上手くやって良い経験にして欲しいと思う。
4月となると結構先にはなるけど、今からとても楽しみにしている。
※
※
そんな訳で、2016年は愛甲ミカさんのライブから始まった。
今回のライブでも歌った「いつも」の中に
新しい景色を見に行こうよという歌詞があって、一年の目標も「新しいことにチャレンジする」というのを掲げていて、その新しく始める事で新しい景色をみんなに見せたいという事をMCで仰っていた。
あなたと一緒に 明日へ
去年も、ミカさんはいろいろと新しい事を始めたり、初めてのところで歌ったりしていて、新しく素敵な景色を数多く見せてくれた。
今年もそんな景色の見える場所にたくさん連れて行ってもらえたら……
正直なところ、今のミカさんのライブ活動はすごく華々しく絶頂にあるとはお世辞にも言えないし、現状の全てが上手くハマってるとも言えないし、応援してるからこそかもしれないけど、これからの事を考えるとこれで良いのかなと思う事も少なくないし……そういうのも踏まえると、この「いつも」という曲の歌詞ってすごく重みを感じて、歌っているミカさんからも強い意志を読み取れたし、自分自身も思いを新たにしたところもある。
大切なモノがずっと続いて欲しいと思っていてもそれが叶わない事はあるし、自分1人の力ではどうにもできない事もあるという事を、去年別の場所で思い知らされた。
楽しみに思う気持ちの反面、大丈夫かなぁと不安に思う気持ちもない訳ではないけど、後悔しないためにも1つ1つの瞬間の景色を大切にしていけたら……結果として、その積み重ねでたくさん幸せな思い出が増えていくと思いたい。
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