昨日、スーパーに買い物に行った時。
私『晩ご飯、なんにする?』
彼『しゃぶしゃぶにしようか?』
私『そうだね、確か鍋があったし』
そう私が言うと、一瞬彼の表情が曇った。
そう、彼が引っ越しの時に持ってきたしゃぶしゃぶ鍋。
たぶんあんまり使ってないから、持っていくといったんだろうと思って持ってきていた。
いつもは彼が食事の仕度をしてくれてるんだけど、夕方に出かける用事が入ってしまったので、私が仕度をして待つことに。
家でしゃぶしゃぶなんてしたことなくて、何を用意すればいいのか分からずに彼に聞いていた。
昆布とえのきを買ってきた。
キャベツを千切りにするように言われていたので、千切りに。
さて、鍋をだしてみると。
箱は綺麗だし、蓋もピカピカ。
ところが。
鍋はステンレス製なんだけど、黒ずみやら焦げつきやら酷い。
これ、何回使ったの?
こんな使い古しの鍋を、わざわざ持ってくるってどういう神経してんの?
この鍋、先妻と何度も使ったんだろうと思うとやるせなくなった。
もう、しゃぶしゃぶなんて食べたくないよ。
気を取り直して、鍋の黒ずみを取るには?
加湿器用に買っていたクエン酸を使ってみた。
しゃぶしゃぶ鍋は、真ん中に穴があいていて尖っている。お湯の線にまっすぐ焦げつきのような黒ずみが。
鍋にたっぷりのお湯を入れ、クエン酸投入。卓上ガスコンロに火をつける。
鍋を見つめながら、なんとも言えない気持ちでいると、彼がご帰宅。
何やってんの?と、不思議そう。
鍋の黒ずみを取るのに、クエン酸を入れてみたと話すと、少し笑っていた。
私が気が済むまで待つつもりか?リビングでTVを観始めた。
もう時間も遅いし、早く食べたい。
だけど、こんな使い古しの汚れがついた鍋でなんて食べれない。
彼が様子を見に来た。
もう取れないよ、と言いたそうだった。
私『でも、底の黒ずみは取れたよ。縁の黒ずみも、擦ったら取れそう。』
と、フォークで擦っていた。
彼『割り箸ない?』
割り箸を渡すと、それで擦り始めた。
彼『こうやって擦ると、傷が付かないんだよ。』
クエン酸湯にふやけた黒ずみは、どんどん取れ始めた。
笑いながら私のほうを見たので、慌てて作り笑顔で返した。
辛い。
リビングのテーブルを片付けるついでに、洗面所に逃げ込んだ。
妊婦だからだろうか?最近、やけに涙腺がゆるい。
洗面所で気付かれないように泣いた。
彼を困らせるだけだから。
別に彼が悪いことしたわけじゃないし。
こうやって、まだ先妻の亡霊に泣かされるとは、、、、。
しばらく泣いていた。
そういや先日、車に乗っていた時に日差しが眩しくて日除けが欲しくなった。
助手席のドアポケットに日除けが入っていて、使うように言われた。
なぜか去年の夏に1度も使わなかったので、初めて使うことに。
広げてみると、吸盤が取れてなくなっていた。
先妻の使い古し。
使えないじゃん、と思っていたら、こうやって使うんだよと彼が窓を少し開けて挟んでくれた。
先妻が、そうやって使ってたんだね、、、、。
気分悪い。
それが、昨日スーパーで日除けをみつけた。
数百円の代物、迷わず買った。
まぁ、いくらしてても買ったけど。
車から降りるときに、新しい日除けを出して古いのを捨てた。
一言『こんな誰が使ってたかわらないもの、捨ててもいいよね?』と彼に言おうかと思ったけど、ただねの嫌味だと思ってやめた。
なんにも言わずに捨ててやった。
それを見た彼も、何も言わなかった。
その日の夜に、また勃発!
先妻の使い古し事件、第二段!!
連チャンかよ。
まだ出てくるのか?!
しかし、なんで去年に気付かなかったんだろう。
しゃぶしゃぶ鍋は仕方ないにしても、日除けまで。
そういや先日、こんなことも。
彼の事務所を片付けた時に、先妻が好きな色の道具箱があった。
引っ越しの手伝いに行った時、台所から事務用品までその色1色で閉口していた。
洗濯ばさみまで!!
むかつくので、彼方に投げ捨てたりした。
引っ越しの荷物がたくさん入った状態で、まさにその色の道具箱があり、友達の事務所に置いていたけど度々目に入っていて、目障りだった。
でも中身が入っているので捨ててとも言えず。
その道具箱を、彼が車に載せて持って帰ってきた。友達の事務所を引き上げるために出た、たくさんのゴミと共に。
まさか使おうとか言わないよね?とか内心思いながら、ゴミを整理している彼を見つめていた。
一通り、ゴミの整理が終わって、その道具箱はポツンと置いてあった。
思いきって聞いてみた。
私『それ(道具箱)は(どうするの)?』
彼『捨てる。』
良かった、使えるから使う?とか無神経なこと言われなくて。
私の気持ち、気付いてくれてたみたい。
2度あることは、3度ある。
まさに3連チャンでした。
無事にしゃぶしゃぶは終了。
さて、鍋の黒ずみは?
箱から出した状態の数倍、汚れました。
軽く1回、やっただけだったのね。
それも、誰と使ったかもわからない。
聞いてないし、聞くつもりもない。
全ては小さな小さなこと。
みんな遠い過去の話。
また強くなれた気がしました。