私の家は両親が離婚したため、

母が継母でした。


継母のお父さんは優しくて

私は大好きでした。


おじいちゃんは大工さんで、


遊びに行くと

カンナで柱を削らしてくれたり、


花札とか坊主めくりをして

遊んでくれました。


おじいちゃんの家の近所の

小さな公園には

サルとクジャクがいて、


サルとクジャクを見るのも

楽しみでした。


私が中3の時、

おばあちゃんが入院して、


おじいちゃんが

家に1人になりました。


母が

おじいちゃんの家に電話しても

出てくれないと、


夜中に探しに行きました。


その夜、

私はおじいちゃんの夢を見ました。


おじいちゃんはいつも

散歩に出る時に、

杖と帽子をかぶってました。


杖と帽子を手に取ろうとしたけど

手に取らず、


そのまま玄関を出ていきました。


少し歩いて、


急にフラーっと

道端に倒れました。


おじいちゃんには

子供が7人いて、


おばあちゃんの名前と

長男の名前から

順番に呼び始めました。


全員の子供の名前を

言い終わった後、


おじいちゃんには

病死した前妻と

事故死した子供がいて、


亡くなった2人の名前を呼びました。


そして

「今からそっちに行くからな」

と言って、

意識を失いました。


その時偶然、


エンジ色のワンボックスカーが

横を通って、


おじいちゃんを

病院に連れて行ってくれました。


私の夢はそこまででした。


翌朝、母が帰ってきて、

「おじいちゃんが死んだ。

お葬式の用意しないと」

と言いました。


私は夢の内容を

母に伝えました。


母はビックリした顔をして、


「杖と帽子が家に置きっばなしだった」

ことと、

「通りかかった人が

病院に連れて行ってくれた」

ことが合っていると

言いました。


以上、

私のおじいちゃんの話でした。