国民生活金融公庫 から家計における教育費負担の実態調査 の報告書が発表されました。
~主な調査結果~
1 高校入学から大学卒業までに1人当たり868万円
○ 入学者1人当たりの入学費用は、高校で36.1万円、大学で60.1万円となった。一方、在学中の費用(在学費用)は、1年間の合計で、高校では82.3万円、大学では131.1万円となった。
○ 高校入学から大学卒業までにかかる費用は、子供1人当たり867.5万円(17年度調査899.9万円)となっている。
2 在学費用は世帯年収の31%
○ 世帯の年収に対する在学費用の割合は30.8%となった。
○ 世帯の年収に対する在学費用の割合は、年収が少ない世帯ほど高い。年収が「200万円以上400万円未満」の世帯では、49.2%に達している。
3 仕送り額は年間98万円
○ 自宅外通学者がいる世帯は、全体の42.0%に上る。自宅外通学者が1人いる世帯の仕送り額は、98.4万円(17年度調査104.2万円)となった。
○ 自宅外通学を始めるための費用は、42.5万円(17年度調査42.5万円)となった。
4 節約や子供のアルバイトで対応
○ 教育費の捻出方法としては、「教育費以外の支出を削っている」が68.3%と最も多く、以下「子供がアルバイトをしている」(44.3%)、「預貯金や保険などを取り崩している」(38.6%)と続く。
○ 節約している支出としては、「旅行・レジャー費」が59.0%と最も多く、以下「外食費」(47.7%)、「衣類の購入費」(47.0%)と続く。